東京アカデミー大阪校
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こんにちは、東京アカデミー大阪校でございます。
皆さんの国試対策は順調でしょうか。
今回も『解剖学』の過去問について取り上げてみたいと思います。
第56回国試より、解剖学「筋系」分野の出題です。
この問題ではまず、各筋が内果と外果のどちらを通過するかをみていきます。各筋の走行及び作用は以下の表の通りですので、正答は肢4 となります。
筋系の問題を解くにあたって、各筋の起始、停止、走行を覚えていることがベストですが、作用を覚えていれば走行を推測することができます。筋の走行は臨床での触診に必須の知識であり、過去にも手関節部や前腕を中心にたびたび出題されてきました。
他にも肩甲上腕関節や烏口突起周辺、腰背部、股関節後方、膝関節内側などは臨床上重要な場所です。神経の走行や筋伸張法などとも関連するため、あわせて学習しましょう。