東京アカデミー立川教室
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こんにちは。
東京アカデミー東京校の教員採用試験担当です。
2021年実施の東京都教員採用試験の一次試験の結果が8月6日(金)に出ていましたが、
1次試験の合格者数が前年に比べ、約2000人程度少なくなっており、各校種・教科の一次試験合格倍率も高くなり、厳しい試験結果だったと言えます。
1次試験合格倍率や東京都の合否判定基準(高得点者から順次合格)などを考えますと、2022年実施試験を受験する予定の方は早い時期から時間をかけて筆記試験対策に取り組むことをおススメします。
さて、本日は東京都の教職教養試験で出題される教育原理分野についてお話をさせていただきます。
まずは、過去5年間の頻出分野をご紹介します。
①教育課程と学習指導要領
②教育時事
③生徒指導
過去5年間だと上記分野が頻出です。
これを踏まえて教育原理の出題傾向を確認したいと思います。
今年の出題内容を踏まえ過去の傾向を見ていくと、出題内容が2パターンあることがわかります。
試験対策は過去問演習がベースとなりますが、過去問演習だけでは少し難しくなる内容を一部ピックアップして、今後の対策方法などを踏まえて紹介させていただきます。
「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」(文部科学省 平成29年3月)から出題。
◆生徒指導分野の出題傾向
「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」(文部科学省 平成29年3月)は、2019年実施試験でも出題された内容です。
いじめに関する内容は、出題される確率が高いです。
しかし、近年では、児童・生徒を取り巻く環境が大きく変化しています(SNSなどネット上でのいじめのケースも)。
これまでのいじめに関する指導が大きく変化していますので、最新情報を踏まえて理解が必要です。
また、今年は出題されていませんが、「生徒指導提要」「体罰・懲戒」といった内容が過去に多く出題されていましたので、要チェックです。
「生徒指導提要」は現在改訂(改訂は2022年3月予定)の動きが進んでいます。
改訂の内容が確定となるまでは現行の内容を理解しておくことと改訂の経緯も確認しておきましょう。
生徒指導提要はこれまでの内容から変更箇所が多くなることが予想されます。
改訂が発出されましたら改めて内容を理解することはもちろん重要ですが、『令和の日本型学校教育~(通知)』の内容や個別課題(いじめ、不登校、児童虐待等)を社会環境の変化(法制度、児童生徒を取り巻く環境等)に応じてどのように対応するかといった観点も理解しておきましょう。
こちらの記事もご参照ください→生徒指導提要 改訂のポイント(2021.8.25時点文部科学省)
また、「体罰・懲戒」に関してですが、概念が近年厳格化(主に体罰だと暴言・言葉の暴力、懲戒だと性的行為、セクシャルハラスメント等といった内容)されております。
最近ですと、2021年5月28日に下記の内容が文部科学省のHPに掲載されています。
教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律について(2021.5.28)
生徒指導に関する内容は日々変化していますので、過去に出題された試験問題の内容から異なる点もございます。
過去問に取り組むだけで終了ではなく、しっかりと最新の情報を確認し、理解を深めていきましょう。
後編は明日9月19日(日)のブログにてご案内させていただきます。
東京アカデミーでは9月に今夏試験の「教職教養」をメインに、【傾向分析会】を開催いたします!
今年の教職教養試験の出題内容を踏まえ、狙われやすい分野、これまで出題されなかった分野を徹底分析し、今後の対策方法も含めて解説いたします。試験対策を迷われている方は、お試しにいかがでしょうか?皆様の対策にお役立ていただければ幸いです。
2022年夏受験 傾向分析会 | 教員採用試験対策講座 | 東京アカデミー (tokyo-ac.jp)