東京アカデミー静岡校
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2022年の教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは。
東京アカデミー静岡校の教採担当、中の人です。(^^)ノシ
今回は大問1の(4)、時事問題と言ってもいい民法上の成年年齢引き下げに関係する問題ですね。
この問題の出題の意図は、高校3年生の生徒たちに直接大きな影響がある部分を出題することにあるのでしょうね。
(4)2022年4月1日より民法上の成年年齢が引き下げられるが、これにより変わることとして正しいものは(④)である。
ア 男性は18歳、女性は16歳から結婚できるようになる。
イ ローン契約が保護者の同意なく18歳からできるようになる。
ウ 飲酒・喫煙が18歳からできるようになる。
エ 公営ギャンブルが18歳からできるようになる。
オ 裁判員を18歳からできるようになる。
政府広報等の多くに、成年に達すると、未成年のときと何が変わるのかが明記されています。
「一人で契約をすることができる年齢」という意味と、「父母の親権に服さなくなる年齢」という意味の2つですね。
2つめの「親権に服さなくなる」の具体例は、「民法上は親の同意なく進路決定や結婚ができる」となります。
しかし教育現場で重要視されているのは1つめ「一人で契約をすることができる年齢」の方です。
現在でも新成人の契約トラブルの話題は少なくありませんが、18歳で契約行為が行えるとなるとさまざまなトラブルが想定されます。(若者を狙う悪い大人のなんと多いことか・・・)
ということで、高校生への消費者教育の冊子が作られたり、消費者教育の大切さが謳われたりしている訳ですね。
ということで、正答はもちろん「イ」です。なお、他の選択肢についても調べてみると興味深いかもしれませんね!
それでは次回は大問1の(5)について取り上げます。(・ω・)ノシ