東京アカデミー静岡校
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2022年の教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは。
東京アカデミー静岡校の教採担当「中の人」です(^^)ノシ
今年の人物試験(個人面接)では、GIGAスクール構想に関しての質問ややり取りは予想通りありました。
これは「コロナ感染症の影響で休校措置」が為されたり「ソーシャルディスタンス」に役立てたいという教育委員会
や文科省の姿勢と言えますよね。特に文科省はGIGAスクール構想には大変に力を入れています。
児童生徒1人1人に1台ずつの端末を持たせることと、高速大容量の通信ネットワークの整備を一体的に進めることがGIGAスクール構想の土台となっています。2021年実施の採用試験ではこのGIGAスクール構想による整備されたICT環境をどう活用していくかということが、面接の質問の柱となっていました。この質問は当然来年の教員採用試験でも重要な質問のひとつとなるはずです。【それは実際の現場ではまだ十分に活用できていない、活用できるスキルが身についていないからでもあるからでしょう。】ただ、来年の面接試験では、その先にある「デジタルシティズンシップ」が重要な論点になるはずです。
2021年9月中旬現在、新聞・ニュース等で『学校配布の学習端末によるいじめとそれを原因として自ら命を絶った女児』の報道がされています。
これは端末のIDやパスワードへのセキュリティ意識の低さも大きな原因のようですが、もう1つ欠けているものをあげるならば「デジタルシティズンシップ」と言えるでしょう。
これを簡単に言うならば、「ICT、ネットは危険・不用意に使わない」という情報モラル教育ではなく、情報機器の利用を制限しても問題解決につながらない、だから定まった行動規範やルールを教えて徹底するのではなく、行動の善悪を自分で判断できる力を身につけさせることを目的とし、その目的達成のために教育者や教育に関わる人が取り組むべき枠組みを規定していくという考え方です。
ICT上における、考えながら身に付けていく道徳教育とでもいえばいいのかもしれません。来年の人物試験では非常に大切な論点となるはずですから、報道の流れ・文科省の動き・様々な教育評論などに敏感になっておきましょう!
では今回はこの辺で (・ω・)ノシ