週刊高卒公務員BLOG　～高卒公務員試験　教養試験の内容とは？〜

今週の「週刊高卒公務員BLOG」は教養試験（基礎能力試験）の内容について、ご説明します。
まずはどのような科目が出題されるのか確かめておきましょう。

公務員試験の教養試験（基礎能力試験）においての大きな特徴は，その科目数の多さです。
一般知識分野16科目，一般知能分野5科目から国家公務員一般職（高卒者）試験では40問（2012年より），地方公務員試験では（自治体により異なりますが）40〜60問出題されています。

教養試験（基礎能力試験）科目一覧

〈一般知識分野〉
政治、経済、社会、思想、日本史、世界史、地理、国語、英語、文学、芸術、数学、物理、化学、生物、地学

〈一般知能分野〉
文章理解（英文・現代文・古文・漢文）、数的推理（数的処理）、判断推理（課題処理）、空間把握、資料解釈

2分野の出題割合は，地方公務員試験の場合，自治体により異なります。
地方公務員以外の試験の場合，ほぼ同じで，一般知識分野から20〜25 問，一般知能分野から20〜25問ほど出題されます。
しかも，試験時間は90分から120分と短いです。 　

広範囲な知識を必要とし，しかも，短時間で少しでも多くの正答を導き出さねばならない厄介な試験です。
また公務員試験の場合も大学入試と同様に，その傾向を踏まえることが重要であり，勉強の第一歩となっています。
広範囲だからといって初めからあきらめてしまわないで，どうしたら効率よく学習できるのかを，過去に出題された問題を紐解いて自分なりに考えてみることが，合格への近道になります。

一般的に公務員試験合格のボーダーラインは正答率60〜70％といわれているので，出題数の多い科目，各科目の頻出分野を知り，6割以上得点するにはどの分野，どの科目に集中して勉強すればよいかを検討し，効率よく学習することがポイントです。

次週の「週刊高卒公務員BLOG」では、学習方法について掲載しますのでお楽しみに！

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