東京アカデミー金沢校
ブログ
みなさん、こんにちは。東京アカデミー金沢校の加藤です。
金沢校からの夕暮れです。
以前の受講生で、同じ場所から毎日この風景を撮影されていた方がいたそうです。聞くところによると、「絶対に今年で合格する。この景色は一年限りで見納めにしたい。そして、将来つらいことがあったら、撮りためた写真を見返して、自分への励みにするつもりだ」ということでした。(モチベーションを保ち続け、見事合格されました。今頃は病院の窓から夕焼けを見ているかもしれません。)
第111回看護師国家試験を目指す皆さまも、後に続きましょうね。
さて、本題です。
今回は、国家試験で必ず出題される「計算問題」を取り上げたいと思います。見ただけで、拒否反応💦を起こす方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いわゆる非選択式問題(計算問題)は、一時期出題数が増えた時期がありましたが、ここ最近の国家試験では午前・午後ともに1~2問程度の出題となっています。
2~3点分の問題であれば、本当に苦手な方は「捨てる」のも戦法の一つかもしれませんが、公式にあてはめるだけで答えが導ける問題もかなりあります。
特に、重要な公式を挙げておきますので、この時期に確実に押さえておきましょう✨
●カウプ指数
{体重(g)/身長(㎝)²}×10 標準値15~18
●ローレル指数
{体重(g)/身長(㎝)³}×10⁴ 標準値115~145
●BMI=体重㎏÷(身長m)² 標準BMI=22
●肥満度(%)=(体重㎏―標準体重㎏)÷標準体重㎏×100
●体重減少率=(出生時体重―現在の体重)÷出生時体重×100
●輸液セット 成人用・・20滴/mℓ、小児用・・60滴/mℓ ※問題文中に表示されない場合もありますので覚えましょう。
●百分率(%)・・小学校5年生算数で習ったものです。
(例)一般問題+状況設定問題の得点が250点中170点
得点率=170/250×100=68%
●エネルギー産生量(アットウォーター係数) 1gあたり 糖質:4kcal 脂質:9kcal 蛋白質:4kcal
●エネルギーの摂取割合
成人 糖質:脂肪:蛋白質=55~60%:20~25%:15~25%≒6:2:2
小児 糖質:脂肪:蛋白質=60%:30%:10%=6:3:1
●メタボリックシンドロームの適切な摂取エネルギー量(kcal)=標準体重kg×20~25kcal
輸液セットについては問題文中に提示されることもありますが、出題者が「難しい問題にしよう」と考えた場合は提示されません。その場合、受験生はこの知識を頭に入った状態で問題を解かなければいけません。体重減少率や肥満度、BMIなどは国試でも近年よく見かける問題です。
しっかりと自分のモノにしておきましょう!!