東京アカデミー札幌校
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こんにちは。東京アカデミー札幌校担当高橋です。
管理栄養士国家試験"10日間連続企画"過去問チャレンジ第6日目は【栄養教育論】です。
さあ、本日も始めましょう!
【第35回本試験問題 問99 (正解率90.1%)】
子供が野菜を食べないことを心配して、市の保健センターに相談に来た保護者へのソーシャルサポートのうち、評価的サポートに該当するものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
⑴ 保健センターで開催されている食育講習会の参加手続きを手伝う。
⑵ 新鮮な野菜を使った料理を提供している親子食事会の案内を手渡す。
⑶ 地域の農家が新鮮な野菜を家庭に届けてくれる取組を紹介する。
⑷ 「お子さんの食生活について、一生懸命考えておられる証拠ですよ」と声がけをする。
⑸ 「毎日の食事づくりは、ストレスになりますね」と共感する。
正答⑷
【第35回本試験問題 問102 (正解率90.0%)】
地域在住高齢者を対象とした、ロコモティブシンドローム予防のための支援内容と行動変容技法の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ
⑴ 毎日30分散歩すると目標を決めて、周囲の人に言うように勧める。――――セルフモニタリング
⑵ 朝食後に、お茶の代わりに牛乳を飲むように勧める。―――――――――行動契約
⑶ 冷蔵庫に、豆腐や乳製品など、たんぱく質源の食品の常備を勧める。―――――行動置換
⑷ カレンダーに食事摂取と運動チェック欄を作るよう提案する。――――――刺激統制
⑸ 運動を始めると、自分にどのような影響があるかを考えてもらう。―――――意思決定バランス
正答⑸
正答率は高くありませんが、このような問題も
【第35回本試験問題 問104 (正答率43.6%)】
K大学の学生食堂では、全メニューに小鉢1個がついている。小鉢の種類には、肉料理、卵料理、野菜料理、果物・デザートがあり、販売ラインの最後にある小鉢コーナーから選択することになっている。ナッジを活用した、学生の野菜摂取量を増やす取組として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
⑴ 食堂の入口に「野菜は1日350g」と掲示する。
⑵ 小鉢コーナーの一番手前に、野菜の小鉢を並べる。
⑶ 小鉢はすべて野菜料理とする。
⑷ 小鉢の種類別に選択数をモニタリングする。
正答⑵
ワンポイント
栄養教育論に限ったことではありませんが、国家試験では知識を問われるだけではなく、現場で活用できるかが問われる実践タイプの問題も多数出題されます。この問題であれば「ナッジ」がそれにあたります。普段の学習はもちろん、過去問題にあたる際には単に覚えるだけではなく、使える知識となるよう、しっかりとした理解が必要となります。
いかがでしたか?明日は「臨床栄養学」です。
今後の方向性は見えてきたでしょうか。全く受かる気がしない。そんな方は予備校に頼るのも一つの方法です。東京アカデミーの講座はこちらから。
※上記、第35回正答率は、弊社実施の「第35回管理栄養士国家試験本試験採点会」参加者3,487名の集計データによるものです。実際の国家試験の正答率ではございません。