東京アカデミー函館教室
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今日は「憲法」の勉強のポイントとなる、判例の「言い回し」についてお話します。
公務員試験における「憲法」の出題は「判例に照らして、妥当なものはどれか」と
いうスタイルでなされることが多いです。
ところがこの出題の方法には少々厄介な面があるんですね。
それが今日のテーマでもある「言い回し」の部分です。
例えば
①当然に違法ということはできない
②違法ではない
という2つの表現があった時に、一見すればどちらも「OK(違反じゃない)なんでしょ?」
と受け取ってしまいそうになります。
ところが、注意深く言葉をみてみると
①絶対に違法!とはいえないけど、違法の場合もある(許される場合もある)
②違法ではない⇒やっても大丈夫(許される)!
というニュアンスの違いがあることがわかります。
これが判例の「言い回し」に注意しなければならない理由です。
「憲法」は範囲が狭く学習しやすい反面、こういう引っかけ問題が出題される可能性が
あります。
そういう出題があるんだなと気に留めておくだけでも有益なので参考にしてくださいね。