東京アカデミー札幌校
ブログ
こんにちは。教員採用試験担当の高久です。
10月4日、文部科学省より「ひきこもり支援における関係期間の連帯の促進について(依頼)」が発令されました。
この通知では、学校のみではなく自治体や各関係機関が連携して地域の特性を活かした様々な選択肢の元ひきこもり支援を行うことを推進していく旨の通知となっています。
この通知内でも記載されている通り、ひきこもり状態のきっかけのうち、学校での不登校が1割を占めています。
→文科省:ひきこもり支援における関係機関の連携の促進について(依頼)
また、10月6日には「不登校に関する調査研究協力者会議(第1回)配付資料」としてその不登校の実態に関してのアンケート結果を発表しています。
→文科省:不登校に関する調査研究協力者会議(第1回)配付資料
このアンケート結果から、不登校のきっかけは多岐に渡っていることや学校を休みたいと感じてから実際休むまでの期間、早期に家族以外に相談出来ていないことなどが課題となってます。
また、最初に学校へ行きづらいと感じ始めたきっかけの割合は以下の通りとなりました。
【小学校】
1「先生のこと(30%)」
2「身体の不調(27%)」
3「生活リズムの乱れ(26%)」
【中学生】
1「身体の不調(33%)」
2「勉強がわからない(28%)」
3「先生のこと(28%)」
その他アンケート結果からも学校現場以外に、地域や各機関、保護者等との連携や協力が求められていることがわかります。
また、最初に学校へ行きづらいと感じ始めたきっかけのひとつとして挙がっている「友達のこと(いやがらせやいじめがあった)」に関しても小中学校ともに25%と高い割合を占めています。
いじめ問題に関しては前ブログでも触れていますが、「いじめ防止対策推進法」が成立するきっかけとなった2011年の大津市立中学2年の男子生徒の自殺から今年で10年目となります。ただ課題もまだまだ残っています。
今年実際に2次検査で聞かれた「いじめ」に関する質問を見返し、教員としてどう接するか対応するか等各資料等を見ながら問題意識をもって考えておく必要があります。
期限付き教諭の方は日々学校現場で直面する課題だと感じる方が多いと思います。
現役生はどの程度この問題に関してご自身の考えをまとめてそれを話せるでしょうか。
教員採用試験の2次検査の面接では根拠が求められます。ただの意見に終わらず現状や規定等をしっかり踏まえた根拠のある回答ができるように準備しましょう。
そのような対策に不安がある方はぜひ東京アカデミーに頼ってください。
10月生ではそのような基本から今後の時事や通知に関することまでしっかりサポートしていきます!