東京アカデミー青森校
ブログ
こんばんは。東京アカデミーの佐井です。
10月13日、文部科学省は、「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」を発表しました。
●全国の小中学校で、2020年度に不登校となった児童生徒は、前年度より1万4855人増の19万6127人で過去最多
●全国の小中高等学校から報告のあった自殺者は、前年度より98人増の415で過去最多
●全国の小中高等学校・特別支援学校が認知したいじめは、前年度より9万533件減の51万7163件で2013年度以来の減少
となっております。
文部科学省はいずれも、コロナ禍が子供たちの生活に変化を与えたと分析し、コロナの影響であるとしています。
青森県教育委員会の発表では、2020年度に不登校となった児童生徒は、
●県内公立中学校で、前年度より129人増の1116人で過去10年で最多
●県内公立小学校で、過去10年で最多であった前年度より1人減の357人
●県内公立高等学校では、前年度より29人増の167人
で、公立小中高等学校を合わせて、前年度より157人増の1640人であった。
文部科学省発表の全国の児童生徒千人当たりの人数は小中学校合計および高等学校いずれも全国を下回っています。
青森県内の小中高等学校・特別支援学校が認知したいじめは、前年度1410人減の4910件で、児童生徒千人当たりの件数は全国と同水準となっています。
文部科学省では、いじめの認知件数が急減した理由を、
①一斉休講による授業に数短縮で、児童生徒の対面でのやり取りの機会の減少
②教員によるコロナ関連のいじめを警戒した指導
と分析しています。
コロナは落ち着いてきてはいますが、今後はコロナの惰性による不登校が増加しないよう、学校現場での対策が急務となります。
◆2022年夏試験に向けた重要教育時事対策については傾向分析会 / 自治体別ガイダンスでも解説予定!
◆さらに教育時事をより詳しく学習!通学講座ラインナップはこちら
ブログde教育時事シリーズ 過去ブログ
【教員採用】ブログde教育時事~生徒指導提要 改訂のポイント(2021.8.25時点文部科学省)
【教員採用】ブログde教育時事~生徒指導のバイブル『生徒指導提要』は次のステージへ‼