東京アカデミー難波教室
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みなさん、こんにちは。公務員試験の予備校、東京アカデミーです。
先週のブログでは、「数的推理・資料解釈」の出題傾向を掲載しましたが、今回も出題数が多い「判断推理(課題処理)」についてご説明させていただきます。
主な出題分野の内訳は以下の通りです。
【判断推理(課題処理)】
順序関係、対応関係、集合、論理、位置関係、試合、証言、数量、手順 など
判断推理(課題処理)は,公務員試験独特の科目です。種類としては,論理的な問題,文章条件から解を導く問題などがあります。これらは,決して難しい特別な知識が必要というわけではなく,時間をかければ解ける問題でありますが,試験ではいかに短時間で解くかがポイントとなります。
対策としては,いろいろな解法パターンを把握し,多くの問題にあたって,柔軟に対応できるようにすることが必要です。ひとつの問題にも,人により,あるいは参考書によって解き方が様々にあるため,自分が最も解きやすい方法を選べばよいでしょう。しかし,いろいろな問題をこなすためには,オーソドックスな解法を知っておくことが有効です。その上で,速く簡単な解法をつかんでおけばよいでしょう。全体の傾向としては,順序関係,対応関係,位置関係,論理が頻出であるが,試験によっては,偏った分野が出題されるので,過去問の分析にも注意を払いたいところです。
それでは、実際の過去問題をご覧ください!
〈証言〉
A,B,Cの3人のうち,1人は常に本当のことを言う「正直者」,1人は常にうそを言う「うそつき」,後の1人は本当のこともうそも言う「気まぐれ屋」である。
A「私はうそつきではありません」
B「私は正直者ではありません」
C「Bは気まぐれ屋ではありません」
3人が上のように発言したとき,正しく言えるのは次のどれか。
1 Aはうそつき
2 Aは正直者
3 Bはうそつき
4 Bは正直者
5 Cは気まぐれ屋
(2019 年 裁判所職員一般職(高卒者))
【解答】2
【解説】
B「私は正直者ではない。」について,Bが正直者なら,常に本当のことを言うはずなので「私は正直者だ。」と言わねばならず,矛盾します。よって,Bは「正直者」ではありません。
またBが「うそつき」なら,Bの発言「私は正直者ではない。」が本当となり,矛盾します(Bはうそをつかねばならない)。よって,Bは「うそつき」でもありません。
以上より,Bは「正直者」でも「うそつき」でもないので,「気まぐれ屋」になります。
これより,C「Bは気まぐれ屋でない。」はうそとなり,Cが「うそつき」です。
よって,残ったAが「正直者」となります。振り返ると,確かにAは本当のことを言っており,矛盾しませんね。
A・・・正直者 B・・・気まぐれ屋 C・・・うそつき
以上より,正しく言えるのは,2「Aは正直者」となります。
次回は「空間把握」の出題傾向について取り上げます。それでは来週のブログもお楽しみに!
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