東京アカデミー福岡校
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みなさん、こんにちは!
季節の変わり目は風邪をひきやすいので要注意です( ・`д・´)/
10月後半に入って朝と夜は涼しくなってきて、やっと秋を感じるようになってきましたね🍁🍃
前回の予想問題は、👉コチラ になります。
本日も引き続き、予想問題をお伝えしたいと思います!
(問1) 飛沫核感染の予防が必要な患者への対策として適切なのはどれか。
1 .病室内は陽圧とする。
2 .医療従事者が病室に入る際にはN 9 5 マスクを着用する。
3 .患者が移動する場合はN 9 5 マスクを着用してもらう。
4 .患者の家族が面会する場合はサージカルマスクを着用してもらう。
(問2) 成人の身体的特徴で正しいのはどれか。
1 .2 0 歳代に呼吸機能はピークをむかえる。
2 .3 0 歳代で脳重量はピークをむかえる。
3 .4 0 歳代で男女共に骨量は最大となる。
4 .5 0 歳代から聴力の低下が始まる。
(問3) 職業と職業性疾病との組合せで正しいのはどれか。
1 .バス運転手─────── Raynaud〈レイノー〉現象
2 .溶接作業者───────悪性中皮腫
3 .看護師─────────腰痛
4 .システムエンジニア───難聴
5 .保育士─────────ドライアイ
(問4) 妊娠初期に分泌量が急増しピークをむかえ、その後、減少するホルモンはどれか。
1 .プロゲステロン
2 .エストリオール〈E3〉
3 .プロラクチン
4 .ヒト絨毛性ゴナドトロピン〈hCG〉
(問5) 抗精神病薬を内服中の統合失調症の患者に、4 0 ℃の発熱、発汗、筋強剛、振戦の症状が出現した。疑われるのはどれか。
1 .リチウム中毒
2 .悪性症候群
3 .セロトニン症候群
4 .アカシジア
(問6) 介護保険による訪問看護の対象者は、第 1 号被保険者の場合では、( A )状態もしくは( B )状態にあると判断されたものである。( A )、( B )に当てはまるのはどれか。
1 .要支援
2 .脳卒中後遺症
3 .要介護
4 .認知障害
5 .要配慮
(問1) 正答 2
1 .× 病室は空気感染隔離室とし、病室内は陰圧とする。
2 .○
3 .× 患者が移動する場合はサージカルマスクを着用してもらう。
4 .× 患者の家族が面会する場合はN 9 5 マスクを着用してもらう。
(問2) 正答 1
1 .○ 呼吸機能は2 0 歳代にピークをむかえる。
2 .× 脳重量のピークは2 0 歳代である。
3 .× 骨量は2 0 歳前後にピークとなってそのまま3 0 歳代まで維持し、以降徐々に減少する。
4 .× 聴力の低下は概ね2 0 〜 3 0 歳代で始まり、6 0 歳代あたりから自覚するようになる。
(問3) 正答 3
1 .× Raynaud〈レイノー〉現象(寒冷刺激により、細小動脈がれん縮して手指が紫色になり、再充血が起こり元に戻る現象)などの末梢循環障害は、削岩機などの振動工具を使用したときの局所振動により起こる。バス運転手では、腰痛や全身振動によるめまい・嘔気・胃腸障害などが生じやすい。
2 .× 悪性中皮腫は、業務上石綿(アスベスト)に長時間曝露される職業で生じやすい。溶接作業者やボイラーマンなど、高温・多湿の環境下で作業している人は、多量の発汗に伴う水分・塩分の喪失、うつ熱などの熱中症が生じやすい。
3 .○ 腰痛は業務上疾病で最も多く、看護師や保育士、農業作業者など中腰で作業することの多い職種や、荷役作業に従事する職種に多く発生する。
4 .5 .× システムエンジニアは、パソコン操作などを代表とするVDT 作業によりドライアイ・眼精疲労・頸肩腕障害・腰痛症・精神神経疲労などが生じやすい。職業性疾病の騒音性難聴は、8 0 〜9 0 dB 以上の騒音環境での長期曝露で発症する。造船所や鉄工所の作業員等に発症することが多く、オージオメータで高音域(4 , 0 0 0 ヘルツ付近)の聴力低下がみとめられる。
(問4) 正答 4
1 .× プロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠初期は黄体から分泌され、高温相を持続させる。
2 .× エストリオール〈E3〉はエストロゲンの一種で、妊娠末期に胎盤からの分泌が増加する。
3 .× プロラクチンは、乳汁の産生に関与するホルモンで、下垂体前葉から分泌される。妊娠中から分泌され、分娩後に増加する。
4 .○ ヒト絨毛性ゴナドトロピン〈hCG〉は、妊娠初期に急増し、その後は減少する。
(問5) 正答 2
1 .× 双極性障害の治療薬として使用される炭酸リチウムの副作用として、リチウム中毒がある。リチウム中毒では、嘔気・嘔吐・下痢・振戦などを生じる。
2 .○ 悪性症候群は、抗精神病薬の服用・増量から数日後に、解熱薬に反応しない3 8 ℃を超える高熱、筋強剛や振戦などの錐体外路症状、発汗・頻脈・流りゅう涎えん(よだれ)などの自律神経症状やけいれん、意識障害などを呈するものである。
3 .× セロトニン症候群は、抗うつ薬として広く使われている選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉の副作用である。セロトニン症候群では、悪性症候群と同様に発汗・悪寒・振戦・発熱が生じるが、設問の患者は抗精神病薬を内服中なので、悪性症候群を疑う。
4 .× アカシジア(静座不能症)は抗精神病薬の副作用の一つで、下肢に生じる異常知覚から静かにじっと座っていることができず、歩き回る、足踏みをするなどといった行動がみられる状態である。
(問6) 正答 1、3
介護保険による訪問看護の対象者は、第1 号被保険者の場合では、要支援状態もしくは要介護状態にあると判断されたものである。
正答を見るだけでなく、解説もしっかり理解しましょうね 😉
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