東京アカデミー大阪校
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こんにちは。東京アカデミー大阪校の教採担当の各務(カガミ)です。
大阪府下の自治体を志望する学生の皆さんからの質問で、この時期に最も多い質問は
「『思考力・判断力をはかる問題』ってどんなテキストで対策すればいいの?」という質問です。
(大阪の教採を受験したことがある方の中でも、このような質問をいただくこともあります。)
「とりあえず、書店で『一般教養』の参考書を買っちゃったけど、過去問を見るとなんだか違う気がして…」
という方もいらっしゃいます。
そのような方はもうお気づきかと思いますが、
大阪の思考力・判断力をはかる問題は、いわゆる教採の一般教養とは出題内容が大きく異なります。
つまり、教員採用試験対策「一般教養」のテキストや問題集では対策できません。
また、「SPIみたいな問題」と表現される方もいらっしゃいますが、
「思考力・判断力をはかる問題」の一部は「SPIの問題」と被る部分もあるものの、
SPI対策では「思考力・判断力をはかる問題」の対策としては不十分です。
今日は、東京アカデミーの自治体別対策講座で使用しているテキストを紹介しながら、
「思考力・判断力」対策ではどのような教材をいつ使うべきかをお話しします。
・オープンセサミシリーズ参考書 公務員(国家公務員・地方初級)「③文章理解」「⑤一般知能」
思考力・判断力で出題される科目には、下記のようなものがあります。
さらに、この中にも分野があり、例えば「判断推理」では「対応関係」「順序関係」「位置関係」「論理」「集合」「証言」といった分野があります。
「思考力・判断力をはかる問題」=社会人としての処理能力をはかる問題ですので、
対策の一番のポイントは、「速く」・「正確に」解けるようになることです!
そのためには、問題を見たときに、どの分野の問題かが瞬時に分かり、どの解法で解くのが速いかを判断する必要があります!
基礎固め期では、上記の科目/分野ごとの解法パターンがまとまっている参考書の使用がベストです。
・大阪の過去問題5年分+
・オープンセサミシリーズ出たDATA問 公務員(国家公務員・地方初級)「③文章理解」「⑤数的推理・資料解釈」「⑥判断推理・空間把握」
どの科目・分野にはどのような問題があり、どのような解法パターンがあるのかを何となく掴んだところで、
過去問演習と分野別問題演習を始めていきます。
過去問演習は、早すぎると何が何だか分からないままになってしまい、遅すぎると無駄に学習してしまう分野がででしまうので、このくらいの時期が丁度よいでしょう。
この時期の過去問演習では、1年分ずつ解いていくのではなく、
過去問でどのような科目・分野が出題されているのかを体で覚えていくためにも、
1科目・1分野ごとに解いていきましょう!
そして、過去問だけでは問題数に限りがありますので、上記で紹介するような分野別の問題集を使って、問題演習量を増やしていきましょう!
・オープンセサミシリーズ出たDATA問 公務員(国家公務員・地方上級)+
・予想問題/模擬試験
問題演習量がしっかり積みあがったところで、少し難易度の高い問題や少し捻った問題にもチャレンジしてみましょう!
大阪の思考力・判断力の問題では、易しい問題と難しい問題が混じっています。
特に、倍率の高い校種・教科を目指す方は、基本的な問題だけでなく、難易度の高めの問題も解けるように、力を付けていきましょう。
また、大阪の教採独特の問われ方に慣れる練習も必要です!!
大阪の問題では、公務員試験で多い「正しいものを一つ選べ」「誤っているものを一つ選べ」の形式ではなく、
「正誤の組み合わせを選ぶ」形式が多く、慣れていないと時間がかかります。
「判断推理」+「数的推理」といった複数分野を組み合わせた複合的な問題も多いので、
こういった部分は、模擬試験や予備校の予想問題を利用して対策すると良いでしょう。
以上、今回は、大阪府下の教養試験後半で出題される「思考力・判断力をはかる問題」の対策テキストと対策法をご紹介しました!
もちろん、通学講座(自治体別対策講座(大阪対策) 教養対策)でも上記の流れで対策を進めていきます。
対策法や講座についてのお問い合わせやご相談は、お気軽に、東京アカデミー大阪校までどうぞ♪