東京アカデミー静岡校
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2022年の教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは。
東京アカデミー静岡校の教採担当「中の人」です(^^)ノシ
人物試験&解説の⑥の2は『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して』についてのパート2です。
この文部科学省答申に関する質問は、2021年静岡県の2次試験でも実際にされていますから、今後数年間も
同様に、人物試験にも教職教養にも論文課題にも出題されるでしょう!
今回は第2章と第3章をご説明しますね!
第2章は「日本型学校教育の成り立ちと成果、直面する課題と新たな動きについて」です。
まず、そもそもの「日本型学校教育」について再確認しておきましょう。「日本型学校教育」とは
知・徳・体を一体で育む学校教育 のことです。これは十分な成果を上げましたが、このままでは今日の学校教育が直面している課題には十分ではありません。そこで新たな取り組みが必要になったのです。
今日の学校教育が直面している課題:子供たちの多様化・情報化への対応の遅れ・生徒の学習意欲の低下
少子化・人口減少の影響・教師の長時間労働・感染症への対応 などですね。これらに対しての新しい動きとして
新しい動き:新学習指導要領の着実な実施・学校における働き方改革・GIGAスクール構想 などが挙げられます。
このように、従来の「日本型学校教育」のいいところを引き継ぎ、さらに発展させる 新しい時代の学校教育を実現
させなければならない訳です。
第3章「令和の日本型学校教育」
第2章ではなぜ「令和の日本型学校教育」というものが提唱されたかの理由を述べました。
では 2020年代を通して実現すべき「令和の日本型学校教育」の姿 とはどのようなものでしょうか。
大きくまとめると2本の柱になります。
①個別最適な学び (「個に応じた指導」【指導の個別化と学習の個性化)を学習者の視点から整理した概念)
◆新学習指導要領では「個に応じた指導」を一層重視し、指導方法や指導体制の工夫改善により、「個に応じた指導」の充実を図ることが必要です。
◆GIGAスクール構想の実現による新たなICT環境の活用、少人数によるきめ細かな指導体制の整備を進め、「個に応じた指導」を充実していくことが重要です。
◆その際、「主体的・対話的で深い学び」を実現し、学びの動機付けや幅広い資質・能力の育成に向けた効果的な取り組みを展開し、個々の家庭の経済事情等に左右されることなく、子供たちに必要な力を育む。
上記の◆個々についての説明と理解も必要なのですが、まず大きな柱①を理解しましょう。
②協働的な学び
◆「個別最適な学び」が「孤立した学び」に陥らないよう、探究的な学習や体験活動等を通じ、子供同士で、あるいは多様な他者と協働しながら、他者を価値ある存在として尊重し、様々な社会的な変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となることができるよう、必要な資質・能力を育成する「協働的な学び」を充実することも重要。
◆集団の中で個が埋没してしまうことがないよう、一人一人のよい点や可能性を生かすことで、異なる考え方が組み合わさり、よりよい学びを生み出す。
①を踏まえると②という2本目の柱になります。
「令和の日本型学校教育」とは全く新しいものではなく、「日本型学校教育」を時代に合わせリニューアルしたものなのです。
では今回はこの辺で (・ω・)ノシ 【人物試験&解説ブログは今回まででしばらくはお休みします】
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