東京アカデミー池袋校
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2018年度試験合格者による座談会のもようを一部抜粋してお送りしてまいります。受験生のみなさまの今後の参考となれば幸いです。
Aさん(男性・既卒) 合格先:労働基準監督官A
Bさん(男性・現役) 合格先:名古屋市消防
Cさん(女性・現役) 合格先:国税専門官
Q.面接で困ったことは?
Aさん
「回答に苦労したので思い当たるのが二つあって、一つ目は、ある市役所の面接を受けに行ったときに、『他の市と比べて、うちの市のいいところは何ですか?』というもの。他の市が全然頭に思い浮かばなかったのですが、その市の強みを言って乗り切りました。もう一つは、『アルバイトとかで何か辛い目や理不尽な目にあったことって何かありますか?』というもの。僕には本当辛い目にあったこと、理不尽な目にあったことしかなかったので、こういうところでも思い出さないといけないのかっていう、その昔何か失敗して受けている人にとっては、そういう過去の自分に向き合わなければならない時になると思うので、そこはある種の覚悟は持ちつつ、でもこれから先があるのだからっていうことで、割り切って乗り切ってもらえればと思います」
Bさん
「圧迫というのは付きものなので、自分の場合は入った瞬間にもう圧迫って分かって、『来た来た』みたいな心の中で実況しながらあえて楽しんでいました。困った質問というのは、『名古屋市消防の情報をどこで仕入れているのか?』という質問で、自分は一人暮らしで新聞とかとっていなかったので『ツイッターが一番多いですね』と答えたときに、『名古屋市消防のツイッターはいつからやっているか知ってる?』って感じで質問されて、その後ボソッと『あんまり昔からやってないけどな』みたいな感じで言われて、そこでちょっと当てずっぽうで『1年くらい前です』って言っちゃって、そこでたまたま本当に1年前で合致していて奇跡的に当たったんですけど、ほんと自治体のツイッターまでしっかり研究するということはとても重要だなって、もしこれ外れたら嘘つきだなって感じて落ちていたので…。自治体研究、ツイッターまで全部調べるのが合否の分かれ目だと思うので、侮らずにやっていきましょう」
Cさん
「大学の卒業論文でファッションをテーマにしていたので、面接官の方に『これから日本はどんなファッションが流行ると思いますか?』と質問されました。全然研究してないやと思って、自信ありげにとんちんかんなことを答えたのですが、向こうも何も知らずに納得してくれたんですけど…。あとは『友達は何人いますか?』。何人って答えればいいのだろう、ちょっとわからないなと思いながら、6人って言ったんですけど…。答えがわからない質問をされたときに向こうがやっぱり答えを見ているというよりも、いかに動じず答えられるかとか、いかに自信ありげに答えられるか見ているなという印象は持ちました。自信を持って、当たり障りのないことを言えばいいんじゃないかと思います」
★ポイント
AさんとBさんの経験から読み取れる教訓としては、「しっかりと自治体研究をすること」が挙げられます。Bさんの言うように、ツイッターなどのSNSは最近多くの自治体が活用しているので、そこまでこまめにチェックしましょう。
Cさんは答えのない質問に苦労されたようですが、『あなたを動物に例えると何か?』(市川市・上級事務2018)などが実際に聞かれています。Cさんの言うように、答えよりも突拍子のない質問に対して動じることなく堂々と受け答えできているかという態度が見られているような気がします。