東京アカデミー函館教室
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東京アカデミー函館校です。
今日は「過去問の重要性」というテーマでお話します。
過去問が大事!とは聞いているものの「どういう風に重要なの?」と
疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
試験の対策として「過去問」が大切というのは大学受験や資格試験と
共通ですが、公務員試験では少しその意味合いが違ってきます。
公務員試験においては過去問から「そのまま」出題されることが多いという
特徴があります。
例えば、国家一般職(大卒 行政区分)※出典 人事院公表の例題から抜粋
では下記のような選択肢があります。
・憲法29条3項にいう「公共のために用ひる」とは、学校や道路といった公共事業
のために私有財産を直接提供する場合を指し、広く社会公共の利益のために私有財産の
収用を行う場合は含まれない。
この選択肢は「誤り」の選択肢になります。
正しくは「含まれない」ではなく「含まれる」です。
憲法29条3項が定める「損失補償」の条文についての理解を問うものですが、
「公共のために用ひる」は「広く社会公共の利益のために収容する場合を含む」の意味だという知識は「過去問」で何度も繰り返し出題されています。
つまり落とせない問題(選択肢)ともいえるわけです。
このように「過去問」を通じて繰り返し出題されている知識について
確実にインプットしておくことが、合格ラインを超えるために必要になってきます。
上記の出題は一つの例に過ぎないですが、同様の傾向は公務員試験全般にかなり強く
出ているといえます。
ぜひ参考にして勉強頑張ってくださいね!