東京アカデミー函館教室
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北海道・札幌市教員採用合格を目指す皆さん、こんにちは。東京アカデミー札幌校教員採用チームの永森です。道南エリアの教員採用希望者の皆様からのご相談にも対応させていただいております。お気軽に011-726-3050までお電話下さい。
10/25ブログにて教員採用チームの高久(タカヒサ)より「令和4年度(2022年度)北海道・札幌市教員採用候補者登録番号」のお知らせを致しました。ただこちらは受験番号がズラッと列挙されており、しかも北海道は校種別/教科別の登録人数も記載されていないため非常に見づらいですよね。
そこで「登録状況・受検者数(前年比あり)・過去3年間の登録状況・登録者数〈教科別〉」が記載されていて、非常に全体像が把握しやすい「令和4年度(2022年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者登録状況等について」の発表が北海道教育委員会よりされておりますのでご紹介しましょう。
教育委員会HPのトップページを見ても非常に発見しにくいのですが、https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kks/kyoinsaiyou_portal.html 、トップページ上段真ん中「カテゴリから探す」の分類左下、『広報』→「報道発表資料」→「該当月」→「月別」の中の「記者発表資料」https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksk/kishahappyoushiryou/kishahappyou/happyou.htmlにおいて10/25付で教職員課より告知されています。https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/4/5/1/6/9/6/3/_/%E4%BB%A4%E5%92%8C4%E5%B9%B4%E5%BA%A6(2022%E5%B9%B4%E5%BA%A6)%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%83%BB%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%B8%82%E5%85%AC%E7%AB%8B%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%95%99%E5%93%A1%E6%8E%A1%E7%94%A8%E5%80%99%E8%A3%9C%E8%80%85%E3%81%AE%E7%99%BB%E9%8C%B2%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf
他にも重要なお知らせが随時掲載されますので、ぜひこの「記者発表資料」アドレスはご自分のパソコン・スマホのお気に入りに入れておくことをお薦めします。
まず資料1には2.登録状況(令和3年実施)、4.過去3年間の登録状況が記載されています。そして資料2には〈教科別〉に受検者数・登録者数・受験倍率が令和4年度と令和3年度対比で詳細に掲載されています。この資料1・2はプリントアウトしておいて下さい。
〔 注目点 〕
◎北海道…受検者数2,926名・登録者数1,032名 (昨年比:受験者▲163名・登録者+4名)
◎札幌市…受検者数1,246名・登録者数 281名 (昨年比:受験者▲ 22名・登録者▲65名)
※下記数値は今回の発表数値と、昨年の報道機関発表数値の比較です。後日、若干の修正が発生する可能性があります。ご了承ください。
★ついに北海道・札幌市の受検者総数は4,172名まで落ち込み、2022年度は「総数4,000名割れ」がいよいよ現実味を帯びてきました。採用者数は教科による増減はありますが全体で▲61名。。。受検者/採用者とも減少の流れがいよいよ本格化しています。
★通過しやすいと言われてきた北海道小学校・2次検査合格者数は3年前の615名から408名(人数比▲207名・▲33,7%)まで減少しました。すなわち「3人に1人は不合格となる時代が到来した」ことになります。
札幌市小学校は採用予定者数より36名増の登録者数でしたが、それでも最終倍率は3,2倍。つまり「10人に3人しか受からない」のです。
今後は少子化進行に伴い子どもの数が確実に減少すること(入学者数減・1クラスの人数減)、学校統合が加速していくことなどにより、「教員必要数が減少していく」という話しは皆さんもご存じかと思います。一昨年2019年が全国平均採用者数ピークと言われていましたが、昨年に続き今年の試験が難化したのは予想通りと捉えております。
〔その他考察〕
◆〔北海道(特別選考など除く)〕・・・採用予定者数との乖離が大きい教科が目立ちました。中学校・養護教諭は大幅増、高等学校は減、トータルは帳尻を合わせたように「昨年比+4名」となりました。全体の登録者数は1,032名と「1,000名割れ目前」です。受験者も減少しているため1次検査は緩い感じを受けるかもしれませんが、「2次検査で絞る傾向」は今後ずっと続くでしょう。
◆〔札幌市(同じく)〕・・・小学校が増、中学・特別支援・養護教諭が大幅な減少となりました。トータルでは昨年比▲65名もの減少で、登録減少率は18,8%にも上ります。その結果、札幌市の最終登録者数は281名に留まり「いよいよ300名割れ」の時代に突入しました。
昨年までの教員採用試験は「受かりやすい!」というイメージで6年間推移していましたが、この先は加速度的に採用者数減少が続いても不思議ではありません。まだ実感のない人が大半でしょうが今回の結果、すなわち「数字が証明」しています。これは遠くない将来、2013年以前の「超難関試験時代」に戻る…ということを指します。「いつか受かればいいや」という考えで挑んでいると、「とてもじゃないけど受かれない 😳 !!」という時代になってしまいますよ。きちんと対策を取ればまだ合格を得られる2022年度試験を、皆さん本気で目指して下さい。
なお現在、Web採点会にご参加頂いた皆様にご協力頂き集約中の「専門試験出題内容の変化/2次試験での2021年ならではの質問」アンケートでは、「教科等指導法」への対応の難しさを挙げる方が非常に多いことが浮かび上がっています。「組み立てが難しかった」、「時間内に収めるのが難しかった」、「内容が薄かったかも知れない」・・・等々、皆様の感じ方・手応えは様々です。
教科等指導法の対策は付け焼刃では絶対に太刀打ちできません。11/2までには教育委員会から開示頂いた「全校種/全教科」の「令和4年度 教科等指導法(評価基準含む)過去問」が届きますので、札幌校通学講座受講生の方は事務局で早めにご自身該当教科の過去問コピーを取り、来年8月に向けてしっかりと時間をかけてご自身のお力を上げていきましょう。