東京アカデミー函館教室
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皆さんこんにちは。
前回は、公務員試験日程に関してご紹介させていただきましたが、今回は「試験科目」についてご紹介いたします。
今後本格的に勉強するにあたっては、どの科目を中心に勉強するべきか、そもそもどんな科目を勉強すればいいのかなどを確認した上で、勉強を進めた方が効率的です。
ほとんどの公務員試験の1次試験では、以下のいずれかの試験が課されます。
・教養試験(基礎能力試験)
・専門試験
・SPI、SCOA
教養試験は、試験区分に関係なく、大半の公務員試験で課される五肢択一式の学力試験です。「一般知能」と「一般知識」に大別されます。一般知能は長文読解力が試される文章理解と、パズル的な問題の判断推理や空間把握、数的推理、グラフや表の数字が何を表しているのかをみる資料解釈から成ります。一般知識は中学・高校で学んだ社会科学、人文科学、自然科学の三つに大別され、それ以外では、時事に関する問題などが出題されています。
教養試験のみが課される試験は、国立大学法人等職員、警察官、市町村試験などです。これらの試験では、一般知能も一般知識も大体同じくらいの出題数となりますので、どちらも満遍なく勉強する必要があります。
国家一般職などの国家公務員の試験では、一般知能の占める割合が大きく、一般知識の問題はその半分程度となります。
いずれにせよ、教養(基礎能力)試験では公務員独自の問題である一般知能をどう攻略するかが合否のポイントとなります。
国家公務員を受験される方には、この他専門試験も課されます。また、札幌市のように専門試験が課される自治体も中にはございます。(札幌市は、事務職の区分では一般知能+専門試験ですが、消防吏員では、一般知能のみです。)
まず考えなければいけないことは、今後勉強するにあたって、教養試験対策のみに絞るか、専門試験対策まで手を伸ばすかです。自分の志望する試験がどの科目を課しているのかを、確認しておきましょう。
次回は、専門試験の科目についてご紹介いたします。