東京アカデミー大分校
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こんにちは。東京アカデミー大分校です。
今日は、タイトルにもあるように「第111回看護師国家試験 出題内容」について書いていこうと思います。
みなさんは、「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会」はご存じですか?
なかなか聞き慣れない名前ですが、これは厚生労働省が全国の看護・医療の識者(看護協会の会長など)を集めて、「これから国家試験をどのように実施していくのが良いか?」を話し合いで決めていく会議です。つまり、ここで提言されたことが看護師国家試験の今後の出題内容や実施方法、出題形式などがだいたい(全部ではないですよ)決定するということです。
ちなみに2021年10月に厚生労働省が、来年2月の保健師・助産師国家試験について、ここでの提言通り「午前問題試験時間の(5分)延長」を決定し、専門学校・大学など各養成機関へ通達がありました。
これ、試験時間が5分延長されたことはそれほど問題ではなくて、3月に話し合われたことが翌年2月の次回国家試験で早速導入されたことが重要なんです!
「保健師助産師のことだから、看護には関係ないや~」と、余裕かましている場合ではありません。この報告書には、看護師国家試験についてもいろいろな検討・提言がなされています。報告書全文が気になる人は、こちらからご覧ください(見なくても問題ありません)。
提言されている看護師国家試験の主な変更点をまとめると、
①既出必修問題(過去の必修問題)の積極的活用
②長い状況文を付した単問の出題
③新しい出題基準を第112回から適用する(ことが望ましい)
第111回を受験予定の方には③は直接関係ないですが、①と②については、先ほどの試験時間延長の件からして、第111回看護師国家試験でも反映される可能性は十分あり得るということです。しかも、試験時間とか出題基準といった大きな変更ではなく、試験内容の変更なので、事前告知ナシでいきなり出題される可能性もあります(※)。
(※)過去に厚生労働省は第99回試験から必修問題を50問に増問することを事前に告知。第97回試験までは必修問題は午前1~30の出題であったのに対し、第98回試験では、事前告知なしに午前・午後問題を均等割り(午前1~15必修、午後1~15必修)にして、受験生の多くが大変混乱した過去がある。
①過去出題の必修問題についてはイメージできるとして、②については少し説明が必要になりますが、今ブログが少々長くなってきたので次回改めて書いていこうと思います。
東京アカデミーでは、このような変更にもスグに対応して、実施講座に反映しております。
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