東京アカデミー立川教室
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こんにちは。東京アカデミー立川校の小泉です。
先月は、東京都立看護専門学校の社会人入試・推薦入試が実施されましたね。
今回は、社会人入試・推薦入試それぞれの小論文課題について、振り返り・解説をしていきたいと思います。
東京都立看護専門学校の社会人入試の一次試験(小論文試験)は10月3日に行われました。
課題は、稲盛和夫さんの「生き方―人間として一番大切なこと」(株式会社サンマーク出版)から出題されました。
本の抜粋を読み、著者の伝えたいことを240字程度に要約し「人間は何のために生きるのか」について経験を踏まえた考えを、要約含めて1,200字程度で述べるといった内容です。
以前の記事でもお話しました通り、都立看護専門学校の小論文課題は、令和2年度の入試から要約に文字数制限が加わりました。
今年もその方式が引き継がれ、指定された文字数での要約が求められました。
★関連ブログ記事はコチラ!→「東京都立看護専門学校の社会人入試小論文について」
課題で求められていることは2つです。
①著者の伝えたいことの要約(240字程度)
②「人間は何のために生きるのか」について、自身の経験を踏まえた考え(960字程度)
つまりこの2つのうち、1つでも欠けてしまっていると減点です。
①と②と混合して書いてしまわずに「①はコレ、②はコレ」といった形で明示すると、読む側が2つとも書けていると理解しやすくなるでしょう。
またもう1つのポイントは、②は必ず「自身の経験を踏まえた考え」を書くということです。
制限時間内に書き上げることばかりに意識がいき、自身の経験を織り交ぜ忘れないように注意しましょう。
東京都立看護専門学校の推薦入試は、10月22日に実施されました。
(社会人入試の面接試験日と同じでしたね)
課題は、山口創さんの「人は皮膚から癒される」(株式会社草思社)から出題されました。
社会人入試と同じく、課題文を読み、著者の伝えたいことを200字程度に要約し「人とのつながり」について体験を踏まえた考えを、要約含めて800字程度で述べるといった内容です。
課題で求められていることは2つです。
①著者の伝えたいことの要約(200字程度)
②「人とのつながり」について、自身の体験を踏まえた考え(600字程度)
例年、推薦入試は社会人入試よりも文字数が少なく、800字程度となっています。
そのため、少ない文字数の中で求められていることを述べる必要があります。
そのほかに関しては、社会人入試と同様に「①と②の両方を書くこと」「自身の体験を踏まえた考えを書くこと」に気をつけてくださいね。
尚、社会人入試では「経験」、推薦入試では「体験」と言葉が違いますが、ここではほぼ同じものだと捉えて小論文を書いてしまって大丈夫でしょう。
東京都立看護専門学校の社会人入試・推薦入試は、本の抜粋を読んだ上で「要約+自身の経験を踏まえた考え」を書く方式が定番化しています。
そのため、日頃から「著者の主張を要約する練習」と「自身の経験を踏まえた上で考えを述べる練習」をしておくと良いでしょう。
このブログが、今年度受験された方の振り返りや、来年度受験される方の参考になったのであれば嬉しいです。
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