東京アカデミー東京校
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こんにちは。東京校公務員チューターです。今回は人文科学について書かせていただきたいと思います。
まず前提として、人文科学は日本史・世界史・地理に分かれますが、全てを完璧に学習することは不可能に近いと思います。理由としては、ひとえに範囲が膨大過ぎることに尽きます。人文科学で安定して点数を取れるようになるまでにかかる勉強時間でほかの科目ならより多くの点数を取ることが出来ます。そのため、やる科目・やらない科目を絞っていくことが非常に重要です。
ベースは自分自身が高校で学習していた科目を完璧にすること。それに加えてサブ科目1つを完璧にするor他2科目の頻出分野だけを勉強することの2つが私のオススメする勉強ルートです。ちなみに私は後者のルートで勉強していました。そのため、後者のルートでお話しさせていただきます。
私は大学入試を日本史選択で受けていたので、基本知識の振返りだけで安定した点を取ることが出来ました。日本史の難易度だけでいえば私が受けた今は無きセンタ―試験よりも簡単で、単純な知識問題が多かったです。出題範囲だけでいえば江戸時代以降が多いですが難易度は高めでした。逆に古代・中世は出題されにくいですが問題の難易度は低く、私が受験した2021国税専門官の問題など義務教育の知識でも解ける問題もありました。そのため、日本史が初学で江戸以降を集中して勉強する方はかなり深くまで勉強する必要があります。特に第一次世界大戦以降~日本降伏までは激動の時代のため腰を据えて勉強しましょう。政治・経済で政治史・経済史を勉強した人は、戦後日本は範囲が被っているのでかなり楽に勉強を進められると思います。
私は世界史をほとんど勉強したことが無く、範囲を絞って勉強することにしました。私が勉強したのは大航海時代と第一次世界大戦以降でした。実際は勉強した範囲が正解に結び付くことはほとんどなく、選択肢を1つか2つ切れるくらいでした。やって損はしませんでしたが、やらずにその時間を地理に掛けても良かったとも思います。自分の第一志望先の教養が40題全答か40/50選択かで勉強するかを決めるのも一つの手です。全答ならやる、選択ならやらないというように基準を決めた方が良いと思います。
前者ルートでマスターする科目を迷っている人は地理をやることをおすすめします。日本史世界史より覚えることが少ないので負担が小さいです。私は世界の大地形・小地形、気候環境・気候区分、土壌、世界の国々の主要な資源、アジア諸国の地理を覚えて試験に臨みました。個人的な感想としてはそれなりに回答に近づけたと思っているので、これらの範囲だけでも出たDATA問をやっておくといいと思います。世界史か日本史を中途半端にやるなら地理をマスターすべきだと思いますし、私もここまで地理をやったなら完璧にして試験に臨めばよかったと思いました。
人文科学は地方上級では出題数も多く、正解を1つでも取りたい科目ですが、他の試験ではそこまで大切でもありません。他の科目がおろそかにならない程度に力を入れるくらいの気持ちでいくべきだと思います。
実際に受験された方の生の声は必ず皆様の受験に役立つはずです。
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