東京アカデミー函館教室
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こんにちは。教員採用試験担当の高久です。
先月末に北海道・札幌市の最終合格発表がありましたが、受検された方から、今年は試験が変わったという報告が多く寄せられています。
特に2021年夏試験で最も大きく変更があったのが、専門試験です。試験校種によりますが、専門試験の内容が例年は各教科の知識を問う問題でしたが、「学習指導要領」から問われる出題が大幅な割合を占めるようになりました。
以下一部試験の出題割合です。
校種・科目 |
実施年度 |
大問数 |
小問数 |
学指出題数 |
学指割合 |
小学校 |
2020 |
23 |
49 |
28 |
51.14% |
2021 |
23 |
49 |
45 |
91.84% (前年+40.7ポイント) |
|
中学社会 |
2020 |
9 |
36 |
6 |
16.67% |
2021 |
6 |
24 |
12 |
50.00% (前年+33.33ポイント) |
|
高校保体 |
2020 |
12 |
33 |
6 |
18.18% |
2021 |
10 |
30 |
16 |
53.33% (前年+35.15ポイント) |
2020年度から2021年度にかけて各受検区分・教科で大幅に増加していることがわかると思います。
北海道・札幌市では教職教養でも学習指導要領からの出題がありますので、来年度受検の方は学習指導要領の学習に例年以上に力を入れる必要があります。
また、専門科目の配点は100点満点で、教養試験40点満点と比較すると配点も多いため、ここでしっかり得点することが1次試験突破のカギとなります。
今年度からの変更のため過去問等でも学習しづらいのが来年受検の方を悩ませることとなりそうです。
対策としては、早めにご自身の教科の学習指導要領を読み込むこと。そして出題は穴埋め形式ですが、一言一句の暗記ではなく、大きなまとまりで理解していくことを心がけてみてください。
それでも専門試験が不安な方は、東京アカデミーで実施している全自治体対応専門Zoom講座もご検討ください。
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