東京アカデミー大阪校
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大阪市教育委員会が、市内に住む不登校の中学生を対象とした「不登校特例校」を2024年春に開校することを検討していることが報じられました。
この不登校特例校は、2021年4月現在全国で8都道府県に17校(公立8校、私立9校)が設置されており、小中学校や高等学校などがあります。
⇒2022年4月より4校が開講し、10都道府県に21校(公立12校、私立9校)となりました。
<文部科学省HP:特例校(不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)について>
不登校特例校は、2005年(平成17年)の学校教育法施行規則の一部改正により、文部科学省の指定を受け、不登校の児童や生徒に配慮した特別な教育課程を編成することができます。
(関連:「学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行等について(通知)」2005年(平成17年)7月6日)、「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」2019年(令和元年)10月25日)
特に2020年(令和2年)4月に3校、2021年(令和3年)4月に2校が開校する(一部は指定を受ける)など近年増加してきています。
10月15日のブログ「問題行動などの調査結果が発表されました」でもご紹介しました
「令和2年度(2020年度)「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」によれば、
2020年度の大阪府内の小中学校での不登校児童生徒数は14,325人、そのうち大阪市内の小中学校では4,675人と、不登校も大きな課題の一つとなっています。
また夜間中学(夜間学級)も併設し、授業の一部を一緒に受けられるようにすることで、義務教育の機会を十分に得られなかったお年寄りや外国人の方々との交流を通じて集団生活への適応や学習意欲の向上が期待されています。