東京アカデミー長崎校
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こんにちは。東京アカデミー長崎校です。
本日は、必修問題対策についてお伝えいたします。
受験生の皆さんが心配されていることの一つに、「必修問題を8割得点できるか」があるのではないでしょうか。
看護師国家試験の必修問題の合格基準は80%。つまり必修問題50問中40問を得点する必要があります。
しかし、合格基準が80%では足りない年があったことはご存知でしょうか?
第108回の国家試験では必修問題に1問不適切問題があり、その問題が採点から除外されたため、「49問中40点」が合格基準点でした。(また、第109回の国家試験も、必修問題の一部を採点対象から除外された受験生においては「49問中40点」や「48問中39点」が合格基準点でした。)
必修問題では1点が足りないために不合格となるということもありますので、そうならない為にも必修問題は8割以上を目指す必要があるのです。
8割以上の得点が必要と聞いて、さらに心配になられた方もいらっしゃることでしょう。
ただ、必修問題は、「看護師になるために最低限知っておくべき知識」を問う問題です。
一般問題や状況設定問題に繋がる基礎問題になりますので、極度に恐れる必要はありません。
出題範囲出題数 |
出題数 |
目標Ⅰ:看護の社会的側面および倫理的側面について基本的な知識を問う問題 |
10 |
目標Ⅱ:看護の対象および看護活動の場と看護の機能について基本的な知識を問う問題 |
10 |
目標Ⅲ:看護に必要な人体の構造と機能および健康障害と回復についての基本的な知識を問う問題 |
15 |
目標Ⅳ:看護技術に関する基本的な知識を問う問題 |
15 |
第110回国家試験の必修問題を出題形式別に分けると、このような配分になります。(第110回以前もほぼ同じ問題数です。)
全50問のうち、『目標Ⅲ』と『目標Ⅳ』がそれぞれ、全体の約3割を占めています。
なかでも『目標Ⅲ』は、人体・疾病・薬理からの出題となり、一般問題の人体・疾病にも繋がる問題です。
基礎となる必修問題が解けなければ一般問題も解けなくなってしまいますので、しっかりと押さえておく必要があります。
必修問題は出題基準の小項目をテーマにして作問されています。
必修問題では小項目がそのまま出題されることもあるため、一度確認しておくことをおすすめします。
その際、小項目をキーワードとして捉え、ひとつひとつの小項目とその周辺知識を併せて確認してください。
また、理解が曖昧な項目はそのままにせず、基本事項を丁寧に見直していくことが大切です。
必修問題における出題基準の小項目は全部で269個あります。
ぜひすべての小項目を確認頂きたいところですが、今から一つずつ確認する時間なんてない💦という方も多いかと思います。
そこで次回のブログでは、過去5年分の国家試験より必修問題の頻出項目をピックアップしてご紹介します。ぜひ次回もご覧ください。
『目標Ⅰ』は社会保障の分野、「統計・法律・制度」からの出題です。
受験生の皆さんは今まさに数値や用語を一生懸命覚えているのではないでしょうか。
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