東京アカデミー大阪校
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こんにちは、大阪校国家試験対策担当です。
11月も中盤を過ぎましたね。皆さんの対策は順調ですしょうか。
今回からは、例年本試験当日からHPで開催しております「WEB採点会」から見えた正答しておきたい過去問を科目別にシリーズでご紹介していきたいと思います。
※「WEB採点会」は今年度も実施予定です。詳細は改めてご案内いたしますね!
第33回国試 午前問題1 《正答率76.8%》
人の成長と老化に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 生後2 か月では,寝返りが打てる。
2 思春期には,第一次性徴が出現する。
3 青年期の終わりは,身体の成長が最も著しい時期である。
4 20 歳頃には,生殖器系の成長が最も著しくなる。
5 老年期には,収縮期血圧が上昇する。
正答 5
1 × 寝返りができるようになるのは,6 か月から7 か月頃である。
2 × 思春期(学童期後半から青年期前半:およそ1 0 ~ 1 8 歳)には,第二次性徴が出現する。
3 × 身体の成長が最も著しいのは,思春期である。
4 × 生殖器の成長が最も著しいのは,思春期である。
5 ○ 加齢に伴い動脈壁が厚くなり,弾力が失われて硬化するため,老年期には収縮期血圧が高くなる。
第33回国試 午前問題3 《正答率79.7%》
健康の概念と健康増進に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 WHO は,健康を身体的,精神的,社会的,スピリチュアルに良好な状態と定義した。
2 「健康日本2 1」は,一次予防を重視している。
3 健康増進法は,生活習慣病対策を含まない。
4 健康増進は,一次予防には該当しない。
5 健康寿命とは,平均寿命を超えて生存している期間をいう。
正答 2
1 × 1947 年に採択されたWHO 憲章では,前文において「健康」を「病気でないとか,弱っていないということではなく,肉体的にも,精神的にも,そして社会的にも,すべてが満たされた状態にあることをいう。」と定義している。なお,1998 年の第101回WHO 執行理事会において,「spiritual(霊的)とdynamic(動的)」を加えた新しい健康の定義が検討されたが,採択は見送られた。
2 ○ 「健康日本21(第二次)」ではがん,循環器疾患,糖尿病及びCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に対処するため,食生活の改善や運動習慣の定着等による一次予防に重点を置いた対策を推進している。
3 × 健康増進法第16条に「国及び地方公共団体は,国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として,国民の生活習慣と生活習慣病との相関関係を明らかにするため,生活習慣病の発生の状況の把握に努めなければならない。」と規定されている
4 × 一次予防とは,健康増進と発症予防のことである。
5 × 健康寿命は,健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間をいう。
第33回国試 午前問題3では、15%の人が1を選択しておられました。
あなたはいかがでしたか?