東京アカデミー大阪校
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー大阪校国試担当です。
本日の高正答率過去問題は呼吸器と消化器です!
全問正解を目指しましょう👍
〈第108回 午後問題43〉
問 成人患者の気管支喘息の治療で正しいのはどれか。
1 .テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。
2 .副腎皮質ステロイド薬吸入後の含嗽は必要ない。
3 .インフルエンザワクチン接種は禁忌である。
4 .発作時にはβ遮断薬を内服する。
解説
1 .○ テオフィリンは気管支拡張薬である。治療域が狭く、これを超えると副作用の発生頻度が高まるため、血中濃度の測定が必要となる。
2 .× 副腎皮質ステロイド薬の吸入後は、口腔内カンジダ症を予防するために必ず含嗽を行う。
3 .× 喘息の患者は、インフルエンザの感染により肺炎などを発症すると重症化しやすいため、ワクチンの接種を行う。
4 .× 喘息発作時は、β刺激薬(気管支拡張作用)を用いる。
正答 1 …正答率97.2%
〈第108回 午後問題75〉
問 胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素はどれか。
1 .アミラーゼ
2 .キモトリプシン
3 .トリプシン
4 .ペプシン
5 .リパーゼ
解説
1 .× アミラーゼは、唾液、膵液に含まれるでんぷん(炭水化物)の分解酵素である。
2 .× キモトリプシンは、膵液に含まれるタンパク質分解酵素である。
3 .× トリプシンは、膵液に含まれるタンパク質分解酵素である。
4 .○ ペプシンは、胃液に含まれるタンパク質分解酵素である。胃底腺の主細胞からペプシノゲンとして分泌され、胃底腺の壁細胞(傍細胞)から分泌される塩酸により活性化されペプシンとなる。
5 .× リパーゼは、膵液などに含まれる脂質の分解酵素である。
正答 4 …正答率89.2%
いかがでしたか?
今回は特に正答率の高い問題でした。両方正解できたでしょうか?
特に2問目は単語の選択肢なので覚えていないと正解できない問題でした。答えとなる選択肢だけでなく他の分解酵素も合わせて覚えておきましょう!
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