東京アカデミー函館教室
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東京アカデミー函館校です。
おそらく語る人の少ないであろう科目についてお話したいと思います。
今日は「刑法」についてです。
1.そもそも「刑法」って・・・
すごく簡潔にまとめると「こういう行為をしちゃったら、こういう刑罰を負担してもらいますよ」という
ことが書かれている法律です。憲法31条の定める「罪刑法定主義」を反映しているわけですね。
2.内容は・・・
「刑法総論」と「刑法各論」という2分野から成り立っています。
前者は、「何をもって犯罪とするのか」という概念の理解をテーマとし、実行行為、因果関係、
故意責任の本質、正当防衛、緊急避難・・・という各概念について学習します。
理論的な部分が多くを占めるので、数学が得意な人は理解しやすいかもしれません。
それに対して、後者は殺人罪(199条)、窃盗罪(235条)、強盗罪(236条)、詐欺罪(246条)等の
具体的な「罪」について学習します。各々の罪ごとに「どんなことをしたときに、この罪に問われるか」という
条件(刑法の世界では「構成要件」と呼びます)を学ぶことになります。
3,試験的にコスパが良いのは・・・
圧倒的に後者の「刑法各論」です。
なぜならば、ニュースやドラマで誰もが耳にしたことのある実際の罪について
学習していくので、イメージがつきやすいからです。
得体のしれない何かをイチから積み上げていくのは中々ハードですが、
事前知識(聞いたことはあるなくらいの認識)がある分だけとっつきやすいと
思います。
以上が「刑法」についてのお話です。
参考になさってみてください!