東京アカデミー松山校
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東京アカデミー松山校 公務員担当のくにかねです。
つい先日、松山市では市駅前広場の再開発に向けて、社会実験が行われていました。
"歩いて暮らせるまちづくり”を目指しどのように街並みが変わるのか要チェックです!
10月31日から開幕され11月13日で幕を閉じたCOP26。
「ニュースで話題になっていたけど、そもそもCOP26って何?」と疑問を持ったのではありませんか?
COP26の正式名称は「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」
その名の通り、国連の気候変動枠組条約に参加している国が集まる会議で、今年で26回目の開催になります。
この国連気候変動枠組条約。日本人にも馴染み深いのは、「京都議定書」ではないでしょうか。
1997年に京都府で行われたCOP3で取り決められた世界で初めての国際協定ですね。
この時は、「温室効果ガスを2008年から2012年の間に、1990年比で約5%削減すること」が約束されました。
実際に毎年、地球の平均気温が上がり続けています。
このまま気温が上がり続けると2030年には、産業革命前よりも1.5℃気温が上昇するようです。
京都議定書で定めた削減率よりも多くの温室効果ガスの削減が現在求められています。
地球規模で気温が2℃上がるだけで、
熱波や干ばつ、豪雨、台風の巨大化など極端な気象状況が深刻化すると言われています。
7月に発生した熱海市の集中豪雨による自然災害が今後ますます増えていく可能性があるんです。
また、気温が上昇することで、動植物の生態系も変わってしまいます。
亜熱帯の生物が、日本本州で見つかるということが現実に起こり得るところまで迫っています。
これら地球温暖化の原因が人間活動にあると明言され、
2030年までの10年間で、いかに気温上昇を抑えられるかが今後の鍵となることから、
今回のCOP26に注目が集まったのです。
今回のCOP26では、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする
「ネットゼロ」が専門家からも求められています。
多くの課題が浮き彫りになった今回の会議では、
地球温暖化対策に一刻の猶予もないことが明らかにされました。
段階的にとはいえ、2030年を目標に
温室効果ガスを出さない脱炭素社会を目指すことが、
私たちの生活や働き方を大きく変える取り組みになることは間違いありません。
危機的状況にある中、
世界規模の行動が求められている今、国は、地方は、私たち個人は何ができるでしょうか。