東京アカデミー大阪校
ブログ
こんにちは。東京アカデミー大阪校の教採担当の各務(カガミ)です。
11/7のブログ(大阪教養試験のポイント~差が付くのはどの分野?)で、大阪の教養試験で差が付く分野とその対策法をお話ししました。
大阪の教養試験で、「出来れば周りと差が付く」のは「判断推理」でしたね。
今日は、満点を目指したい分野(できないと、周りに遅れを取ってしまう分野)についてお話しします。
大阪の1次教養試験の「教職教養」で満点を目指したいのは、
の2分野です。
大阪では例年、教育原理は8問程度、服務規律は2問の出題があるので、この2分野を固めれば教職15問中10問を押さえられることになります。
では、それぞれ対策法を見ていきましょう。
大阪の「教育原理」では、学習指導要領、生徒指導、特別支援教育、そして人権教育の分野からの出題が多いです。
例年、2問ずつくらい出題があります。
(特別支援教育・人権教育については、法律問題として出題がある場合もあります。)
そして、特にこれらの単元については、まずは、用語を暗記したりするのではなく、答申・資料、法律等をしっかり読み込んで、内容を理解していことがコツです。
(東京アカデミー大阪校の受講生には、年内に関係資料に目を通して理解を進めるように伝えています。)
理由は2つあります。
2について補足すると、たとえば、2021年夏の教員採用試験では、2問目に「令和2年度版 人権教育・啓発白書」からの出題がありました。
(問題は、大阪府HPに掲載されています。)
この白書は、一般的な教員採用試験参考書等には載っていないことが多いと思いますので、多くの受験生が初見だったと思われます。
ですが、その内容を見ていくと、実際には≪学習指導要領 道徳≫≪虐待防止≫≪国際理解教育≫≪新型コロナに関する差別・偏見の防止≫について問われている問題だということが分かります。
このように、一見すると初見の資料であっても、内容を理解できていれば、回答ができる問題は多くあります。
逆に、用語覚えや問題演習のみでは、このような問題への対応は非常に難しいです。
そこで、大阪対策としては、答申・資料、法律等をしっかり読み込んで、内容を理解していくことをおすすめします。
さて、上記では、まずは答申・資料、法律等をしっかり読み込んで、内容を理解していくことをおすすめしましたが、
参考書だけで完結する学習スタイルでは、読み込みでの内容理解はできません。
参考書は、答申・資料、法律等の最重要ポイントだけを抜粋して、その繋がりを示したり、解説を加えたりしてくれており、理解に非常に役立ちます。
しかし、多くの分野・単元を1冊や2冊にまとめていますので、1つ1つの答申・資料、法律等について詳しくは書いていません。
そこで、参考書を読んでもっと詳しく知りたいと思った資料や、重要な答申、参考書に抜粋された部分の前後の文脈を、原文を読み込んでいくことで、理解をさらに進めると良いかと思います。
また、大阪では生徒指導、人権教育の分野では、他自治体ではあまり出ない資料からの出題が多いですので、参考書+αの対策を意識してください。
大阪教養対策の受講生の皆さんは、東京アカデミー大阪校で編集した「大阪教職資料集」がありますので、参考書と合わせて読み物として読んでいってくださいね♪
(参考書に載っていない、「人権教育・啓発白書」や「外国人児童生徒受け入れの手引き」等も掲載しています!)
例として示される各教諭の行動の適切/不適切の組み合わせを選ぶ形式が多いです。(問題は、大阪府HPに掲載されています。)
大阪市「教育公務員の服務規律について 」を読んで対策をしておくと安心です。
◆通学講座 対面(教室内)受講は下記より
→1月からの講義受講者にも「大阪教職資料集」はお渡しします。