【看護師国家試験】必修問題対策　出題基準からわかる出題傾向③

みなさんこんにちは。
東京アカデミー横浜校の西野です。

本日は、過去3年間（第108～110回）の看護師国家試験で出題された必修問題と出題基準を照らし合わせてみたいと思います（今回はその③です）。
過去3年間において、毎年出題されている出題基準の項目があります。
今回は3年連続で出題されている出題基準の項目をご紹介し、あわせて第110回本試験の該当問題について確認しておきたいと思います。

①3年連続で出題されている必修問題の出題基準の項目
・目標Ⅲ．看護に必要な人体の構造と機能および健康障害と回復について基本的な知識を問う。
・大項目11．疾患と徴候
・中項目Ｃ．基本的な臨床検査値の評価
・小項目ｂ．血液生化学検査
以上の項目から出題された過去問は、第108回は午後問題№25、第109回は午前問題№13、第110回は午後問題№15からでした。

②前述の第110回午後問題№15を確認しましょう
【問題】
痛風の患者の血液検査データで高値を示すのはどれか。
1 ．尿酸
2 ．尿素窒素
3 ．アルブミン
4 ．トリグリセリド
【解 説】
1は○です。痛風は、高尿酸血症が持続し、関節炎を来した状態をいい、尿酸値が高値（ 7 . 0 mg/dL 以上）を示します。
2は×です。尿素窒素は、腎機能障害などで高値を示します。
3は×です。アルブミンは、脱水などで高値を示します。
4は×です。トリグリセリドは、脂質異常症などで高値を示します。
正答は1ですね。

以降のブログでもご案内しますが、3年連続で出題されている問題は、すべて目標Ⅲと目標Ⅳからになります。
目標ⅠやⅡも含め、しっかりと必修対策を行いましょう！

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