東京アカデミー町田教室
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みなさんこんにちは。
東京アカデミー町田校の片貝です。
さて、本日は第110回看護師国家試験で出題された必修問題の中で、確認しておきたい問題とそのポイント解説を行います(今回はその2回目です)。
看護師国家試験の過去問は、対策を行う上でとても大切です!
それでは確認していきましょう。
◆第110回看護師国家試験 午後・必修〔問題16〕目標Ⅲ
ループ利尿薬について正しいのはどれか。
1 .作用発現が速い。
2 .眠前の服用が望ましい。
3 .抗不整脈薬として用いられる。
4 .副作用〈有害事象〉に高カリウム血症がある。
正答 1
◆上記問題のポイント解説
人体・疾病からの出題で、東京アカデミー調査による正答率が唯一70%を下回った問題です。
代表的な利尿薬は、一般名をおさえましょう。
覚えておきたいものとして、今回の問題にある「ループ利尿薬:フロセミド」や「サイアザイド系利尿薬」、「カリウム保持性利尿薬:スピロノラクトン」、「浸透圧利尿薬:マンニトール」があります。
ループ利尿薬は、その名の通り、主に尿細管のヘンレループに作用します。
1 .◯
作用時間が早いのが特徴です。強力な作用をもちます。
逆に作用時間が短いことが欠点でもあります。
2 .×
眠前に内服すると、尿量が多くなるため不眠になります。
3 .×
利尿薬を用いると、身体の水分量が減少します。
よって、うっ血性心不全の浮腫や、腹水の治療に用いられます。
また循環血液量も減少するため降圧薬として用いられます。
不整脈への適応はありません。
4 .×
副作用には低カリウム血症、高血糖、高尿酸血症、低血圧などがあります。
出題基準の小項目には、国試に出題される薬剤が明記されています。
苦手意識が先行しやすいところですが、小項目に上がっている薬剤は代表的な一般名などもおさえた学習をしておきましょう。
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