東京アカデミー長崎校
ブログ
こんにちは、チューターのMです。
今回は、専門試験対策について書いていきます。
少し前のブログ(https://www.tokyo-ac.jp/blog/211956/)で、まず始めるべき学習は教職教養であるということを書きましたが、それに劣らず重要となるのが専門試験の対策です。
長崎県を例にとると、配点は以下のようになっています。
長崎県1次試験:教職・一般教養試験50点、専門教科・科目試験100点
これから分かる通り、1次試験の配点の3分の2を専門試験が占めています。専門教科への対策を疎かにしていれば足を掬われかねません。
このことから、専門教科の対策を行っていくことは必須であると言えます。
では、具体的にどのような内容が出題されるのでしょうか。以下、長崎県の昨年度の実施要項からの引用です。
小学校…小学校の全教科
中学校…志願した教科(英語受験者はリスニングを含む。)
高等学校…志願した教科又は科目(英語受験者はリスニングを含む。)
(※ただし、地理歴史・公民・理科・農業・工業については、専門科目のほかに、その教科全般の問題も課す。地理歴史は公民、公民は地理歴史も含む。)
特別支援…「特別支援教育に関する科目」と「小学校・中学校・高等学校で実施する専門教科・科目のいずれか1つ(実技も含む。)」から選択
養護…養護教諭に関する専門教科
まず、小学校については全ての科目から満遍なく出題されます。高校受験で用いる程度の知識は確実に定着させ活用するため、広い範囲を計画的に学習していく必要があります。ただ、高校受験レベルだからと思って対策をしないと痛い目を見ます。
・「1列に並んで」は英語で何と言いますか?
・ビタミンCの働きは何ですか?
・「紅白梅図屏風」を描いたのは誰ですか?
以上の3つは小学校全科の範囲です。忘れている方、そもそも知らなかったという方もいたのではないでしょうか。このような内容を含んだ小学校全科の範囲は具体的な数量で表すと、東京アカデミーのオープンセサミ参考書(755ページ分)、オープンセサミ問題集(529ページ分)となります。このことからもわかる通り一朝一夕で終わる学習量ではないので、教職教養と同様、早期からの対策をおすすめします。
次に他の校種について書いていきます。中・高・特・養の専門試験の内容は基本的に各々の専門教科となります。
今回は私が実際に受けた長崎県国語科を例に挙げて紹介します。
国語科の問題は中高共通となっていて、出題内容としては現代文(評論、小説)、古文、漢文があります。出題形式としては記述式であり、問題難易度は大学受験レベルです。受験者はその専門科目を得意とする人が多いため高得点を取ることが求められます。
しかし、私は学習を始めたばかりの頃、自分の頭から抜けていた知識が思ったよりもあったことから非常に危機感を覚えました。そこで私がまず着手したのが基礎事項の確認です。自分の頭の中で知識漏れがある部分はどこかということを大学受験の際に使用した参考書などを用いながら復習していきました。そうすることで、その補完をしていくことができました。そして次に行ったのが膨大な量の問題演習です。東京アカデミーのオンライン短期講習やオープンセサミ問題集(428ページ)での学習を通じて、基礎事項の確認で学習した知識の活用、足りない知識の補充を行っていくことができました。
その地道な積み重ねの結果、本番では満足のいく結果を得ることが出来たのではないかと思います。
今回書いたように、小学校では膨大な範囲への対応、その他の校種では専門的な内容への対応が求められます。これらは早期から1つずつ努力を積み重ねることでやっと対応が可能となるものです。日々の学習を「計画的に」行う必要があります。
東京アカデミーでは、全自治体対応Zoom講座において、
小学校全科(全教科型・5教科型)、中高国語、中学社会、高校社会、中高数学、中学理科、高校理科、中高保健体育、中高英語、養護教諭、特別支援教育、栄養教諭、高校情報(4~5月のみ)を1月からスタートします。
詳しくはこちらをご覧ください。
講座や教員採用試験に関するご質問などございましたらお気軽にお問合せください。
フリーコール 0120-220-731
TEL(長崎校直通) 095-818-5033