東京アカデミー大阪校
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こんにちは、東京アカデミー大阪校でございます。
国家試験の出願期間が過ぎましたが、皆さん手続きは無事に終えられましたでしょうか。
さあ! 第35回国家試験の弊社自己採点会にて正答率が高かった問題をご紹介する「高正答率過去問アタック!」
日本人の食事摂取基準( 2020 年版)における栄養素の基準の設定に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴ たんぱく質のDG の下限は、全ての年齢区分で同じである。
⑵ 総脂質のDG の上限の設定には、飽和脂肪酸のDG が考慮されている。
⑶ ビタミンD のAI の設定には、紫外線曝露の影響が考慮されていない。
⑷ ビタミンB1 のEAR は、要因加算法で算定されている。
⑸ 葉酸のEAR は、食事性葉酸(ポリグルタミン酸型)で設定されている。
正答)2
●ポイント●
この問題では、15.6%の方が、選択肢5を選ばれていました。
葉酸のEAR(推定平均必要量)は、日本食品標準成分表2020 年版(八訂)の記載と同様に、狭義の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)で設定されています。
災害発生後24 時間以内に、被災者に対して優先的に対応すべき栄養上の問題である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴ エネルギー摂取量の不足
⑵ たんぱく質摂取量の不足
⑶ 水溶性ビタミン摂取量の不足
⑷ 脂溶性ビタミン摂取量の不足
⑸ ミネラル摂取量の不足
正答)1
●ポイント●
独立行政法人国立健康・栄養研究所、社団法人日本栄養士会により策定された「災害時の栄養・食生活支援マニュアル」では、災害発生24 時間以内の栄養補給は、高エネルギー食とされている。主食となるおにぎりやパン類を中心に提供される。
たんぱく質、ビタミン、ミネラル不足への対応は4 日目以降とされており、エネルギー不足への対応が優先される。
※上記、第35回正答率は、弊社実施の「第35回管理栄養士国家試験本試験採点会」参加者3,487名の集計データによるものです。実際の国家試験の正答率ではございません。
事例問題ばかりを集めたオリジナル問題集を使って、事例のポイントから考え方をお伝えいたします。是非ご検討ください。
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