【教員採用】学習指導要領の出題傾向

①学習指導要領の出題傾向（全国的な傾向）

2019年実施の採用試験の傾向としては、旧学習指導要領からの出題はほとんどなく、2017（平成29 ）年3 月告示の小学校・中学校学習指導要領及び2 0 1 8（平成3 0 ）年3 月告示の高等学校学習指導要領の空欄補充問題が大半を占めました。その中でも、第1 章の総則については、出題傾向が高かったといえます。総則には出題頻度は及ばないが、特別の教科である道徳、特別活動、総合的な学習（探究）の時間についても、学習指導要領の分野では頻出といえるため、目標や内容等に目を通すとともに、どの箇所が空欄補充として問われやすいのか、受験する自治体はもちろんのこと、空欄補充になりやすい箇所を全国的に分析しておく必要があります。なお、空欄補充問題の出題がない自治体もあるため、各々の受験する自治体に則して学習することが重要です。

②学習指導要領の出題傾向（福岡県・福岡市・北九州市）

2018年実施より、福岡県、福岡市、北九州市の教養試験は同じ問題になりました。2018年実施の試験では、総則から２問、特別活動１問、総合的な学習の時間１問の出題でした。2019年実施の試験では、特別の教科である道徳１問、特別活動１問、総合的な学習の時間１問の出題でした。傾向としては、全国平均的な傾向と同じと言えます。高校以外の校種では、総則からの出題がなかったのは、少し変わったところです。

いずれにしても学習指導要領の出題は多いため、しっかり学習して得点につなげたいですし、学習指導要領の深い理解が、集団討論や面接試験にも活きてくると思います。受験生の皆さん、頑張って学習を進めていきましょう！

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