東京アカデミー大阪校
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こんにちは、大阪校国家試験対策担当です。
12/10(金)に投函されたとのことですので、そろそろお手元にお届いている方もおられるでしょうか。
12月20日(月)になっても届かない場合は、試験センターに電話☎でお問い合わせくださいね。
第32回国試 午前問題44 《正答率78.1%》
「平成3 1 年版地方財政白書」(総務省)における民生費に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 地方公共団体の目的別歳出純計決算額のうち,民生費は教育費に次いで多い。
2 都道府県の目的別歳出では,生活保護費の割合が最も高い。
3 都道府県の性質別歳出では,扶助費の割合が最も高い。
4 市町村の目的別歳出では,児童福祉費の割合が最も高い。
5 市町村の性質別歳出では,人件費の割合が最も高い。
正答 4
頻出事項であるにもかかわらず,苦手にする受験者が多い。
地方財政白書や厚生労働白書などの概要版で十分なので,しっかりと目を通しておくことが重要です。
この問題では、11.5%の方が選択肢3を選ばれていました。
第32回国試 午前問題54 《正答率62.5%》
事例を読んで,子育て支援などに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
〔事 例〕
会社員のD さん(32 歳,男性)と自営業を営むE さん(30 歳,女性)の夫婦は,間もなく第1 子の出産予定日を迎えようとしている。D さんは,厚生年金と健康保険の被保険者で,E さん国民年金と国民健康保険の被保険者である。
1 E さんは,「産前産後期間」の間も国民年金の保険料を支払わなければならない。
2 E さんが出産したときは,国民健康保険から出産育児一時金が支払われる。
3 D さんが育児休業を取得する場合,健康保険から育児休業給付金が支給される。
4 D さん夫妻の第1 子の医療保険給付の一部負担は,義務教育就学前までは3 割である。
5 D さん夫妻の第1 子が3 歳に満たない期間については,月額2 万円の児童手当が給付される。
(注)「産前産後期間」とは,出産予定日又は出産日が属する月の前月から4 か月間を指す。
正答 2
この問題のポイントは,2 つある。1 つはD さんが厚生年金と健康保険の被保険者で,E さんが国民年金と国民健康保険の被保険者であるという点である。それぞれが加入する年金保険や医療保険の特徴や相違点を理解しているかを試されている。2 つめは,子育て支援に関する知識があるかどうかである。選択肢の4・5 がそれに相応する問題である。
この問題でも、23.3%の人が選択肢3を選ばれていました。
夫であるD さんが育児休業を取得した場合も,育児休業給付金は支給されるが,育児休業給付金は雇用保険に基づく給付である。
ここでの正答率は、例年本試験当日より弊社HPにて開催いたします「自己採点会」からのデータです。