東京アカデミー町田教室
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こんにちは。横浜校公務員チューターの佐藤です。
本日は、教養試験の勉強方法についてお話ししていきたいと思います。教養試験は科目数も多く、出題範囲も広いため、対策には時間がかかります。教養は主に知能問題と知識問題で分かれていますが、特に知能問題に力を入れて勉強することで、安定した点数を取ることができます。もちろん、知能問題が苦手という方もいらっしゃると思うので、苦手な方は知識問題にも力を入れてカバーしましょう。本番では6割以上取れるように勉強を進めていきましょう。それでは科目ごとに勉強方法を記していきたいと思います。
文章理解は毎日継続して5問ずつ解くようにしていました。毎日継続して解くことで、効率的に解くために必要な速読のスキルを身に付けることができます。また、公務員の試験では時間との戦いなので、なるべく効率よく解く必要があります。問題を解く際には、ストップウォッチ等で時間を計りながら学習するとより実践的な演習ができると思います。
現代文に関しては、内容合致と要旨把握によって問題の解き方を若干変えていました。私が受けた受験先は内容合致が多く出題されていたので、特に内容合致を重点的に勉強していました。自分が受ける受験先はどちらが重視されているのか確認しておきましょう。現代文は文章が簡単で肢が難しい、又は文章が難しく肢が簡単という2つのパターンが多いかと思われます。また文章を並び替える問題も出題される可能性もあります。なるべく多くの問題に触れて問題に慣れ、効率的に解けるようにしましょう。
英文に関しては、最初に選択肢を読むことを特に重視していました。最初に肢をチェックすることでどんな文章が書いてあるかということをおおよそ推測することができます。この推測が文章を速く読むことにつながってくるので、ぜひ実践してみてください。分からない単語についてはいちいち調べていくよりも、頻出の単語を抑えることが重要です。単語の中でも優先順位をつけ、何度も出てくる単語についてはしっかりと覚えるようにしましょう。ある程度の単語を抑えると読めない単語が出てきても推測して読むことができます。
古典に関しては、現代文・英文と比べるとあまり優先度は高くありません。近年はあまり出題が目立ちませんが、出題される可能性はゼロではありません。時間をかけて勉強する必要はありませんが、模試や過去問を活用し、どのような形で出題されるか確認しておきましょう。
数的処理と言われるこの分野は特に配点が大きいです。ここを落とすと合格が遠のいてしまうので、より力を入れて勉強しましょう。自治体によってこの4つの内訳が異なるので、自分が受ける受験先の内訳を確認し、優先順位をつけて勉強しましょう。数的処理は演習が全てです。過去問や模試、授業中に配られたプリントを活用し、何度も繰り返し演習しましょう。私は数的処理10問、判断推理10問、空間把握5問、資料解釈5問を年明けから毎日解いていました。一つの指標として参考にしてみてください。
何度も繰り返し問題を解くことで、効率よく問題を解けるようになり、時間の節約にもつながります。間違えた問題にはチェックマークや付箋を付けて、苦手な問題をピックアップしておくと、先生に聞く際や自分の苦手分野を把握する際に役に立つと思います。
また、受ける受験先(例えば裁判所職員や特別区など)によっては過去の問題がくり返し出題されることもあるので、各自治体の過去問を活用した演習を行うことも強くおすすめします。
この分野は所謂知識問題と言われる項目です。ある程度知能問題への基盤が固まってきたら、この分野の勉強にも取り掛かりましょう。自然科学や人文科学は出題範囲が非常に多く、完璧に対策するのは困難です。知識問題で効率よく点数を稼ぐためには、社会科学に力を入れることがおすすめです。特に専門科目を勉強している人にとっては、憲法や経済学、政治学等の復習にもなりますし、社会や時事を学習しておくと社会情勢の把握や論文対策にもつながります。特に時事は多くの受験先で重要視されている項目です。時事の学習にはより力を入れましょう。
以上、私が取り組んできた教養試験への対策です。教養試験はなかなか点数が伸びにくく、焦りを覚える受験生も多いかと思います。実際に私もそうでした。しかし、過去問や模試の演習を繰り返し行うことで次第に点数も伸び、安定してきます。教養科目は継続が命です。決して焦ることなく、自分のペースで勉強を継続してみてください。