東京アカデミー札幌校
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みなさんこんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー札幌校教員採用試験対策担当の中村です。全道各地のみなさんからのご質問・ご相談にも札幌校教採チームにて対応させていただいております。お気軽に011-726-3050までお電話下さい。
札幌校では「対面講義(zoom併用)最終開講 1月生」が、いよいよ2022年1月15日(土)からスタートします。札幌校通学講座は「教室での対面講義」と「それをオンライン⁽zoom⁾で配信(←チャットや音声でのご質問にも対応する双方向(インタラクティブ)システム」を併用し、「教室での熱気・質問対応」と「オンラインによる遠隔地からのご視聴または体調不良の方への利便性確保」にて、合格に向けて本当に必要とされる的確な1次/2次対策を効率的にお伝えしています。
11月下旬から「1月生から入会したいが10・11月生の方たちについていけるだろうか?」、「現段階で本格的な試験対策をほぼ行っていないが、何から手を付ければいいのか分からない…」という類のご質問が増えています。1月生は「最後の対面(&ZOOM)講義」かつ「最後の教職教養/一般教養 確認講義」です。講義翌週に復習時間をきちんと確保して下されば、本試験通過に必要な「根拠」を御理解頂けます。初学者に近い方やお久しぶりに受験される方も、十分に理解できる内容ですからご安心ください。
上記ご質問時にお答えしている内容を集約して、本日から4回、教職教養試験の勉強法、そして独学での対応が遅れがちな教育法規攻略法をお伝えいたします。1月生入会ご検討の方は、ご入会前にご一読頂けると幸いです。
まず第1弾として、今日は①「頻出分野・非頻出分野の把握」と「第8次学習指導要領『総則』の重要性」についてご紹介いたします。
北海道・札幌市の教職教養 出題別内訳の大きな特徴は「教育原理の出題が多いこと」ですよね。教職教養20点中14~17点をも占めます。さらに1次での配点が大きいだけでなく、2次検査時の「回答根拠」となる学習指導要領からの出題も多く、最終登録を目指す上で絶対に避けては通れない科目です。ただ教育原理は科目名ではなく「多数分野の集合体」です。そして全国自治体ごとに「繰り返し出題される分野が異なる傾向」があります。つまり参考書や大学での教材をやみくもに隅から隅まで学習しても、北海道・札幌市ではほぼ出題されない分野までやってしまった 😯 という事態に陥ってしまうということです。そういう事態に陥らないように北海道・札幌市の頻出分野に的を絞り、より確実な高得点を目指せるように東京アカデミー札幌校の講義は展開しています。
では全国の自治体試験と比べて、北海道・札幌市の教育原理は「どの分野の出題が多い、または少ない」のでしょうか。東京アカデミー32校は全国全自治体の出題分野傾向解析を行っています。その2018~2020年の3年間データ解析によると・・・
【全国的に出題が多い分野】
1位:教育課程と学習指導要領 2位:生徒指導 3位:特別支援教育⁽2位と僅差)4位:教育時事 5位:人権教育・同和教育 です。
【北海道・札幌市で出題が多い分野】
1位:教育課程と学習指導要領 2位:生徒指導 3位:特別支援教育と教育時事(同数) 5位:道徳教育 です。
特別支援教育は答申にて超重点分野であることが示されています。全校種/全教科の方に関係する重要分野ですが、「自分は特支で受験するわけじゃないから関係ない」と思い込んでいる方が多く見受けられます。そして教育時事は2次試験回答時の確たる根拠となります。決しておろそかにしないで下さい。
「なんだ、道徳以外は全国と同じじゃないか」と思われた方、当然多いですよね? 確かにその通りです。重要な分野はどの自治体であっても同様に重要です。ですから道外自治体試験を受験される方も、北海道・札幌市向けの対策をこなしておけば、併願は十分に可能なのです。
しかしここでもう一つの注目点!「北海道・札幌市では出題が少ない、または無い分野」…一生懸命学習しても、1次の点数に繋がらない=2次や赴任後は必要ですから決して無駄ではありませんが、学習する順番としては優先順位が低い分野も確認しておきましょう。
【全国的に出題数は少ないが幅広く出題されているが、北海道・札幌市では出題が無い分野】
・教育の意義と目的 ・教育方法 ・学校と学級の運営 ・その他 です。「学校と学級の運営」は期限付きの方/現役生問わず重点分野と思われている方が多いですが・・・出題されていないのです。しかも少なくとも近11年間。
なお教職教養で出題される学習指導要領の問題は、圧倒的に「総則」からの出題が多く約70%をも占めます。
埼玉県では「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」2016.12からの出題がありました。北海道・札幌市でも当然出題があり得る答申です。
2018年・2019年・2020年の3年間、全68自治体の教員採用試験(教職教養)におきまして
・学習指導要領からの出題:415問
・うち総則からの出題:260問(260問中の内訳は、小学校98問、中学校92問、高等学校70問。)
・総則の出題割合:62.6% です。
※問題数は小学校・中学校・高等学校学習指導要領のみをのべでカウント、弊社調べ。※2021年版は精査解析終了次第、改めてお知らせします。
また小学校・中学校・高等学校学習指導要領の前文・総則は、
・若干の表現の相違がある(小学校では「児童」が中高では「生徒」、小中の「総合的な学習」が高等学校では「総合的な探求」、など)こと
・各校種特有の事象が定められている(小学校では「外国語活動」、中学校では「学歴を経過した者への配慮」、高等学校では「就業やボランティアに関わる体験的な学習の指導」、など)こと
以外はほぼ同じ内容です。
まずは小学校もしくは中学校の学習指導要領「総則」を読み込み、2022年4月から施行される高等学校の学習指導要領読み込みへ進みましょう。
最後に道外自治体受験される方へ小ネタを。
※大阪府のように学習指導要領は必ず中学校のものから出題される自治体もあります。
※神奈川県志望者は、「特別支援学校小学部・中学部学習指導要領」、「幼稚園教育要領」の読み込みにも努めましょう。
教員採用対策トップブランドである東京アカデミーであれば、みなさんのどのようなご質問、ご相談にも「正しい根拠と誠意を持って」、みなさんの状況に合わせた回答をさせていただきます。必ずご信頼にお応えしますので、ご安心ください。
札幌校教員採用対策(←こちら)には「通学講座1月生(対面またはZoomを毎回選択可)」や、不得意分野攻略に的を絞った「1次/2次短期講座(ともにZOOM講座)」、全国最大規模の受験者数を誇る「模擬試験」など豊富なラインナップが揃っています。ぜひご一読下さい。