東京アカデミー札幌校
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みなさんこんにちは。札幌校教員採用チームの高久(タカヒサ)です。全道各地の皆さんからのご相談、ご質問には札幌校教員採用チームがお答えしますので、011-726-3050までお気軽にお電話下さい。
12/17付けブログにて札幌校教員採用チーム中村より、「対面&Zoom併用」の最終講座である1月生ご入会までに教職教養全般についてご確認頂きたいシリーズの寄稿を始めましたが、私は北海道・札幌市での教育原理の出題数の多さゆえに後回しにされがちな「教育法規」に絞り、1月生ご入会までに確認しておいて頂きたい内容・情報を寄稿をして参ります。
北海道・札幌市1次試験における「教育法規」は、2016年に教職教養20点中7点分の出題が確認された以外は、例年1~3点の出題です。しかし教育法規を正しく理解・習得することは、①2次検査時の正確な回答根拠、②みなさんが赴任された後の教員としての行動規範、として非常に重要です。習得すべき範囲は広いですが、「なぜそんなことを求められるのだろう?」という違和感は感じない科目(分野)ですので、改めて「得意科目にするぞ!」という気持ちで習得に励んで下さいね。
昨日中村がお伝えした「教育原理」同様に、「教育法規」にも北海道・札幌市と全国自治体には頻出分野の違いがあります。まずそこを確認しましょう。
2018~2020年の北海道・札幌市で出題が多い分野は「教職員の法規」、「児童・生徒に関する法規」です。
これを全国自治体で見ると、最も多い分野は「その他・総合」次いで「教職員の法規」、「教育基本法規」、学校の管理・運営の法規」と続きます。
ここで注目して欲しいのは、全国で非常に出題の多い「教育基本法規」の出題はゼロであること、そして教育原理では出題されていない「学校の管理・運営」について、出題は少ないですが教育法規で出題されていることです。
ただ、「教育基本法」は単独の出題が無いからやらなくていい、という分野では・・・もちろん無いですよね? みなさんがここまで学習を進めて来た「教育基本法」を、もっと精読し理解を深めて下さい。「教育法規」全ての大事な要素が詰まっています。
また学校の安全は下記ブログ、
2022年夏はココが出る!『第3次学校安全の推進に関する計画の策定について』の答申に注目‼
にてお伝えした通り、2022夏試験出題の重点ポイントです。決しておろそかにしないで下さい。
今回は「教育法規」における日本国憲法からの出題を下表に記します。まだ日本国憲法との関係性(根拠)を理解されていない方は確認を済ませておきましょう。
ただ闇雲に条文を見ているだけではなかなか覚えられませんので、本来であれば各条文の目的、趣旨、制定された背景などを押さえることが望ましいですが、お仕事や実習、学校の講義、他の分野の学習などもありますので、そこまで手が回らないかも知れませんが、「学習時間の捻出」は受験対策において最も大事な要素です。なんとか毎日の30分、1時間を作り出せるように、調整していきましょう。
2016年夏試験から2020年夏試験までの5年間で、日本国憲法の各条文が全国全68自治体(試験としては53種類)の本試験で合計何問出題されたか調査しましたので下記に掲載します!(弊社調べ、2021年夏試験は現在集計中)
出題された問題数が多いほど頻出であると考えられます。教員採用試験対策としては、頻出条文は限られるといえるでしょう。今後の学習の一助となれば幸いです。
条文 | 合計 |
前文① | 1 |
第11条 | 10 |
第12条 | 6 |
第13条 | 14 |
第14条① | 13 |
第15条① | 2 |
第15条② | 10 |
第17条 | 3 |
第19条 | 1 |
第20条③ | 3 |
第22条 | 1 |
第23条 | 6 |
第25条① | 5 |
第26条① | 37 |
第26条② | 27 |
第27条① | 1 |
第27条② | 1 |
第27条③ | 1 |
第28条 | 1 |
第41条 | 2 |
第92条 | 1 |
第96条① | 1 |
第97条 | 1 |
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