東京アカデミー岡山校
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みなさんこんにちは。
昨年に引き続き、的中問題第5弾です。
新年1回目の的中問題なので、今回は岡山県・岡山市志望の方に限らず、教員採用試験を受験される方には必ず解けるようになってほしい問題を選んでみました😊
次の文は,2017(平成29)年告示『小学校学習指導要領』の「前文」からの引用である。空欄に当てはまる語句を答えよ。
これからの学校には,こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ,一人一人の児童が,自分のよさや( ① )を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と( ② )しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,( ③ )な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。このために必要な教育の在り方を具体化するのが,各学校において教育の内容等を( ④ )かつ計画的に組み立てた教育課程である。
教育課程を通して,これからの時代に求められる教育を実現していくためには,よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという( ⑤ )を学校と社会とが共有し,それぞれの学校において,必要な学習内容をどのように学び,どのような( ⑥ )を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら,社会との連携及び( ② )によりその実現を図っていくという,( ⑦ )教育課程の実現が重要となる。
学習指導要領とは,こうした( ⑤ )の実現に向けて必要となる教育課程の基準を( ⑧ )に定めるものである。学習指導要領が果たす役割の一つは,公の性質を有する学校における教育水準を( ⑨ )に確保することである。また,各学校がその特色を生かして創意工夫を重ね,長年にわたり積み重ねられてきた教育実践や学術研究の蓄積を生かしながら,児童や地域の現状や課題を捉え,家庭や地域社会と協力して,学習指導要領を踏まえた教育活動の更なる( ⑩ )を図っていくことも重要である。
【正答】クリックで反転させると正答が見えます。
① 可能性 ② 協働
③ 持続可能 ④ 組織的
⑤ 理念 ⑥ 資質・能力
⑦ 社会に開かれた ⑧ 大綱的
⑨ 全国的 ⑩ 充実
次の文章は、平成29年告示の小学校学習指導要領及び中学校学習指導要領、平成30年告示の高等学校学習指導要領の前文の一部である。( A )~( E )に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。
学習指導要領とは、こうした理念の実現に向けて必要となる教育課程の基準を( A )に定めるものである。学習指導要領が果たす役割の一つは、( B )の性質を有する学校における( C )を全国的に確保することである。また、各学校がその( D )を生かして創意工夫を重ね、長年にわたり積み重ねられてきた教育実践や学術研究の蓄積を生かしながら、児童(生徒)や( E )の現状や課題を捉え、家庭や地域社会と協力して、学習指導要領を踏まえた教育活動の更なる充実を図っていくことも重要である。
【選択肢】
1.A:詳細 B:公 C:教育水準 D:特色 E:社会
2.A:大綱的 B:公 C:教育水準 D:特色 E:地域
3.A:大綱的 B:文化拠点 C:指導力 D:特色 E:社会
4.A:詳細 B:文化拠点 C:教育水準 D:機能 E:地域
5.A:大綱的 B:公 C:指導力 D:機能 E:地域
【正答】2 ←クリックで反転させると正答番号が見えます。
いかがでしたでしょうか。
今回は、学習指導要領の前文からの出題でした。
学習指導要領は、教育原理の各分野の中でも最も出題頻度が高く、中でも前文と総則は外せません。
「前文と総則を寝る前に毎日音読して暗記した」と言う人がいるほど、丸暗記しても無駄のない、必ず試験に生かされる内容です。
学習指導要領の学習のポイントは「第6次改訂」です。
学習指導要領は、これまで何度も改訂を繰り返してきましたが、第6次改訂からは「生きる力」「確かな学力」という考え方が採用され、「学力観」がこれまでの学習指導要領から一変しました。
第7次改訂も、第8次改訂も、第6次改訂とその一部改正の上に成り立っています。
そのため、最初の学習指導用要領から第6次改訂までの概要とその特徴を踏まえつつ、第8次改訂の内容(変更点やその要点)を理解することが大切になります。
今後も「的中問題」をご紹介していきます。ぜひ引き続きご覧ください。