東京アカデミー広島校
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こんにちは、東京アカデミー広島校です。
公務員試験でも筆記・面接問わずに重要視される「時事対策」、しっかりと力として定着させるには、日頃からアンテナを張り興味・関心を絶やさない姿勢が求められます。
行政の仕事は、実社会に存在する様々な問題、民間として解決に取り組むには目を逸らしたくなるような問題に真正面から取り組むことです。
見聞きしたニュースについて、将来に向き合う課題として、聞いて終わらず追ってみる、そういう練習をしてみましょう。
今日は「大阪市北新地ビル火災」についてです。
12/17に大阪市北区の繁華街・北新天地にある雑居ビルが放火され、24人が死亡した事件が起こりました。
この凄惨な事件に対し、現在様々な調査が為され、多くの意見が飛び交っています。
この事件にあってよく話題に挙げられるのは、その放火された建物の構造です。
今回の件の火元は、雑居ビル内の心療内科クリニックの受付でした。ガソリンを持ち込んでクリニック内で点火したとのことですが、建物の構造上、受付より奥のエリアに居た人は、逃げる方法が無かったそうです。(受付より奥の診察室等にいた人がその建物から避難する場合、火元の受付を通らないと出ることが出来なかった)
一方向に出入り口が集中していて、その通路が使えなくなると避難が困難になる、といった構造をしている建物は日本全国の雑居ビルに多く見られる特徴だそうで、現在行政では、各地の消防局に似た構造の建物の管理者に指導を順次行うよう指示しています。
様々な背景はあれ、明確な害意をもった個人によって引き起こされる凄惨な事件に対し、社会の安全を保つ機能を持った行政には、その責任を果たすことが期待されます。これから消防士を目指す方はもちろん、行政職を目指している方も、こうした事件に対して常に関心を持つ姿勢が必要です。
個人の気質や性格によって育まれた意思で引き起こされる事件であっても、そこに至るまでにその人に対し行政からアプローチ出来たかも、といった意識も大事です。社会を形どる行政を目指すのであれば、何があったらこの事件は起こらなかったか、という解答のない問いに対して、解答がないことが考えるのを辞める理由にはならない、といった姿勢で、日々のニュースに触れていたいですね。
これから行政の一員になる皆さんは、このことに関する意見を持てていますか?ここに書いてあることは問題の一側面でしかありません。興味が湧いたらまとまるまで色々調べてみましょう!
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