東京アカデミー静岡校
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2022年の教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは。
東京アカデミー静岡校の教採担当「中の人」です (^^)ノシ
今日取り扱うのは、教職教養編の第6回 大問の7です。
出題の傾向としては「防災(教育)」であり、大問の6などと同様に資料穴埋め問題ですね。出典は「学校防災のための参考資料『生きる力』を育む防災教育の展開(平成25年3月改定)」からの出題です。平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震と大きな自然災害の記憶の新しい現在は「防災、防災教育」をテーマとする出題があるのは当然ですし、ましてや防災先進県である静岡県では特に出題されやすいタイプの問題です。
ただし、出題パターンは単純ですし、問題となるキーワードも類似資料を読んであるだけでも自然に選べる問題です。確実に得点したいです。今回出題された部分は、以下の「第2章の4」の部分です。
防災教育の推進にあたっては、災害発生時には自分の命を守るためにどう行動すればよいのか、災害発生後自分たちに何ができるのかなど、発達の段階に応じて正しく判断し行動できる児童生徒等を育てていくという視点で目標を掲げ、実践に取り組んでいく必要がある。さらに家庭・地域の人たちとの連携を密にし、家族、地域の人たちと関わり合いながら活動していくことにより、地域の防災力を高めることも可能である。また、教育活動の様々な場面で行われている縦割り活動を防
災学習に生かし、小学校であれば高学年が学んだことを下級生に教えるなど共に学ぶ活動を行うことで、生命の大切さ、思いやりの心を持った児童生徒等を育てることができる。
なお、児童生徒等に防災に関する知識・理解を深めさせ、行事や避難訓練、防災管理等の計画の見直しを行うにあたっては、教職員の防災意識・知識の向上を図る取組や、地域に向けた情報発信、家庭・地域の防災組織と連携した活動を積極的に取り入れていくことが重要であり、その実践が災害に強い学校・地域づくりに進展していくことになる。
オレンジ部分と黄緑部分は、日本語の文脈上の読み取りですし、紫部分はこれが文科省の資料であり学校向けのものであることから当然のことです。ブルーの部分のみが学校関係者や教員志望者でないとすぐには答えられませんが・・・これらは選択肢から選ぶ問題ですから・・全問正解が大前提ですよ!
文科省が出している防災関係の資料や文書で教採に出題されやすいのは、今回出題されたもののほかにもいくつかありますが、最も見ておいてほしいのは新しい資料です。
やはり「学校における防災教育の取り組み 教職課程・教育研修における防災教育(令和2年12月18日文部科学省)」などは目を通しておいてほしいですね。「学校における防災教育」というワードで検索するだけで多くの文科省資料がヒットしますから、ぜひとも得点源にしてください。
では今回はこの辺で (・ω・)ノシ