東京アカデミー函館教室
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北海道・札幌市教員採用試験受験対策取られているみなさん、こんにちは。札幌校教員採用チームの永森です。全道各地の皆さんからのご相談、ご質問には札幌校教員採用チームがお答えしますので、011-726-3050までお気軽にお電話下さい。
現在の大学・短期大学・専門学校進学は、相当数の割合で様々なスタイルの「推薦選抜試験」が実施されており、年が明ける前に既に高校卒業後の進路が決定される方々がいらっしゃいますね。もちろん年が明けてからの「共通テスト」、「一般入試」に備えてこれからラストスパートに入る方もたくさんいらっしゃるでしょう。受験生の皆さん、体調に留意されて本願を果たして欲しいと願っております。
しかし高校卒業後の進学時には、入学金/授業料/設備使用費/実習費/教材費などなど、多岐に渡る高額な出費は避けられません。
さらに、地元を離れお独り暮らしを始める方であれば、毎月の生活維持にかかる費用もあり、「子供の夢を叶えてあげたいけれど出費が…」と保護者にとって非常に重く、それ故に進学自体を諦めたり、方向転換を図る方もいる。これは現在、高等学校で進路指導に携わっている方であれば、直面することが多い苦しい現実でしょう。
このような方の進学意欲を削がず、夢を叶えてもらうための制度の一つに「日本育英会 奨学金制度」があります。ただ進学・在学中に借り入れた奨学金の返済に卒業後苦労される方も多く、社会問題化していました。
そこで2021年4月入学者から新設されたのが「給付型奨学金」制度です。入学時の負担が大きく軽減されるだけでなく、入学後も「返済不要」の奨学金を受けることも出来ます。「ご自宅から通学」と「お独り暮らしで通学」の方で給付金の金額も異なっており、地元を離れる方への支援も厚くなっています。文部科学省の「どんな環境下の方にも等しく手を差し伸べ、夢を諦めさせない」決意の表れであると感じます。
ここで取り上げたのは、高校の先生方の大半はこの制度を御存じですが、小学校、中学校の先生方はご存じない方が意外と多いからです。小学生、中学生の保護者の方から将来の不安などをご相談された際に、この制度を教えてあげて欲しい、それにより高校進学後の強い目標が描ける生徒、保護者の方が増える・・・それは素晴らしい事だと考えます。
以下ご確認下さい。
独立行政法人日本学生支援機構 HPより
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/kyufu/index.html
https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm
文部科学大臣メッセージ(令和3年4月)『高等教育の修学支援新制度』
https://www.mext.go.jp/kyufu/assets/file/20210331_mxt_kouhou02_01.pdf
ご担任としての「進路指導」実践時、ご相談対応時に思い出して頂ければ幸いです。