東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは。東京アカデミー鹿児島校チューターの上野です。
今回は,教養試験の勉強方法についてお話ししたいと思います。よろしくお願いします。
教養試験で出題される科目は相当数あります。数的推理・判断空間・資料解釈といった一般知能分野から,日本史・世界史・地理と人文科学分野,生物・地学・化学・物理といった自然科学分野,時事系の社会科学分野と様々な分野があります。もちろん,すべてを勉強することに越したことはありませんが,実際全てをやろうとすると膨大な時間がかかります。そのため,いかに効率よく勉強することが大切になってきます。
文章理解や数的推理等はどの試験でも出題され,出題数も多いため勉強は必須となります。しかし,日本史や地理といった人文科学分野,生物や地学といった自然科学分野は試験ごとに出題数も少なく,それぞれの科目の重要度は低いです。そこで,私が昨年度どのように科目を優先して対策を行ったのか紹介したいと思います。
まず,自然科学分野に関しては,化学と物理はあまり対策を行いませんでした。高校で文系であり,生物と地学を選択していたため,公務員試験でもその二科目を選択しました。もちろん,東京アカデミーでも自然科学分野の講義はあるのですが,物理に苦手意識があったこと,化学の式や元素の性質等を覚えにくかったため,私は勉強を避けました(笑)。
このように自然科学の勉強は、高校で何を勉強したかを軸に考えてみてもいいと思います。
次に人文科学分野です。人文科学では,日本史,世界史,地理の三科目を効率よく勉強しました。日本史に関しては,特に明治以降の近代が出題されている傾向があると講師の先生がおっしゃっていたのでそこを重点的に勉強しました。世界史では,講師の先生がまとめたプリントを参考に学習を進めました。三国志や古代インド辺りは覚えにくかったのでそこは飛ばしましたが,それ以外の重要ポイントを抑えるようにしていました。地理に関しては,地形や気候等の頻出分野を抑えていました。各国の風土や信仰する宗教は全て覚えることが時間的にきつかったので触りませんでした。地理の特徴として,時事的要素が含まれていることが挙げられます。時事を勉強していると,模試等でたまに時事的な問題を見かけることがありました。このように人文科学分野は単元ごとの出題頻度や,自分が覚えられるかを軸に勉強していました。
以上私の教養試験の勉強方法についてお話させていただきました。教養試験では,捨て科目を自分で作っても,他の科目でカバーすることができれば十分点数を取ることができます。今一度,自分の志望する官庁の試験内容,得点等を見直してどのように勉強するか考えてみてもいいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。