東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは。東京アカデミー鹿児島校チューターの上野です。
今回は,公務員試験における専門科目の勉強(どの科目を優先したか)についてお話したいと思います。
公務員試験においては,専門試験ではミクロ・マクロ経済や憲法・民法等の法律科目が出題されます。特に,憲法,民法,行政法,ミクロ経済学,マクロ経済学は主要5科目と呼ばれており,どの試験においても重要な科目となっています。この5科目を勉強するのは言わずもがなですが,それ以外の行政学,政治学,刑法や労働法の科目を私がどのように選択し勉強したかを紹介したいと思います。
年明けから開始される刑法や労働法に関しては,刑法はほとんど勉強しませんでした。理由として,私が受験しようと考えていた官庁や自治体で出題が少なかったからです。私が受験したB日程の市役所試験でも出題が一昨年からなくなりましたし,国家系では労働基準監督官で選択するか,裁判所事務官で経済学か刑法を選択,地方系だと地方上級の試験で2問とあまり重要ではないと思ったため,勉強しませんでした。今一度,自分が受験する志望先の出題内容と照らし合わせて,勉強するか考えてみて下さい。
労働法に関しては,テキストを読んでみたらわかると思いますが,すごく分かりやすい法律なので,勉強してもいいと思います。覚える時間もあまりかかりませんし,知識がなくても解ける問題もあるのでおススメです。
次に,政治学と行政学ですが,この二科目は年明けから,講義を受けて,すぐに復習し,DATA問を解くことで知識が定着すると思います。政治学と行政学はテキストを全て覚えてから問題を解こうとすると,範囲が膨大であり,人名も短期間では覚えにくいと思います。そのため,講義を受けてみてまずは問題を解いて解答を見ながら覚えていき,少しずつ知識を補填していくという勉強方法をすごくお勧めします。
経営学は個人的にはあまりおススメしません。似たような単語や人が出てきて,カタカナを覚えにくいからです。また,友人に聞いた話では経営学を真面目に勉強しても,過去問では出てきたことのない人名が出てきたり,答えを一つに絞ることが難しい問題もあったりするという事でした。時事的要素も強いため,勉強しただけ点数が伸びるというような科目ではないと思います。
その逆で国際関係をオススメします。国際関係を真剣に勉強したという友人は少なかったですが,私は結構勉強しました(笑)。国際関係を勉強した理由としては,多くの科目に通ずるものがあると私個人的に思ったからです。北方領土の問題や核開発の分野は時事的要素がありますし,初めの方の国家戦略の分野等は政治学と被るところもあり,政治学の復習にもなりました。また,第二次世界大戦やアメリカの大統領の所は世界史にも出題があるところだったので,世界史にも役立ちます。このように国際関係は,テキスト自体は分厚くて勉強のやる気が起きにくいですが,すごく勉強しがいのある科目だと個人的には思っています。
これまで,専門試験における科目の優先順位と勉強方法についてこれまでお話してきました。
まずは,自分の志望する官庁や自治体の出題内容を再度確認してみてください。科目の優先順位や勉強方法はそれぞれに合うものがありますが,まだどうしようか迷っている人は,私の勉強方法を参考にして頂けたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。