東京アカデミー立川教室
ブログ
ここからは捨て科目以外の勉強法についてお話していきます。
まず文章理解についてです。文章理解は積み重ね科目なので、毎日1~2題ずつコツコツと解いていくことが大切だと思います。私は10月ぐらいから、ほぼ毎日現代文と英文を1題ずつ解いていました。気分が乗らなく今日は文章理解いいや~となってしまった日もありましたが、なるべく継続できるように心掛けました。私は1日に10題解くよりも、このように毎日の積み重ねの方が実力が付くと感じました。
また、私が現代文で気を付けていたことは、特別区の問題に対する取り組み方です。なぜなら、特別区の文章理解は他の受験先の問題とかなり異なるからです。特別区の現代文は「要旨把握」のため、他の受験先で出題されるような問題と解き方が全く違います。解き方が混ざってしまうと答えも変わってしまい正解できないので、特別区の試験の1ヶ月前からは要旨把握の問題のみを集中して解いていました。それまでは満遍なく色々な試験の過去問を解いていくべきだと思いますが、特別区を受ける人は、試験1か月前ぐらいから特別区の形式になれておくことが大切だと思います。そうすることで、本番で解き方が混ざってしまうことがなく、混乱を防げると思います。そして特別区の試験が終わったら、通常の形式の問題のみを解くのが良いのではないでしょうか。
また、私は文章理解の中でも、現代文、英文で共通して文章を並べ替える問題が苦手でした。過去問を解いてみたり、模試で実際に制限時間内に問題を解いてみたりした場合でも、この種類の問題だけは解くのに時間がかかる割に正答率が低い…ということがほとんどでした。そのため、私は実際に試験の時はこれらの問題を飛ばして先に他の問題から解き、時間があったらあとから解くというようにしていました。教養試験は時間との戦いになるため、このように時間がかかる割に正答率が低いという問題は飛ばしていく方が良いのではないかと考えています。時間をかけても正解できない可能性が高いなら、そのような問題に大切な時間を費やすより、確実に解ける問題を解いた方が効率が良いからです。
これと同じ理由で、私は数的処理の中でも、かなり苦手であった速さの問題(数的推理)、軌跡の問題(空間把握)は飛ばして後から解いていました。このように、自分の得意、不得意に合わせて問題の解き方を工夫することが教養試験では大切なことだと思います。