東京アカデミー立川教室
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次に数的処理についてです。数的処理はとにかく色々な問題に触れ、問題の解き方を覚えることが大切だと思います。難しい知識が必要というよりかはその問題を見た時に、どのような解き方をするかをひらめくことが大切だと思うので、私はとにかく色々な問題を解き、苦手な分野は繰り返し何度も練習しました。私が実際にしていたことは、まず過去問集の1週目はすべての問題を解き、時間がかからず、かつ正解できた問題は、問題番号の上に○を付け、時間がかかったけど何とか正解にたどり着けた問題は△、解けなかった、また答えや考え方が間違っていた問題には×を付けていました。そして2週目は○がついている問題以外を同じように全て解き、2度目の○、△、×を付けました。このように△と×の問題がなくなるまで、過去問集を一冊当たり5周程度しました。このようにすることで問題の解き方に慣れ、少しずつ問題を見た時に解き方がひらめく能力を身に着けることができると思います。東京アカデミーでは、模試の過去問をもらうことが出来たため、私はこのようなものを多く利用していました。
また、何度も同じ問題を繰り返すことももちろん重要なのですが、私は定期的に新しい問題にも触れるようにしていました。なぜなら、問題集で繰り返し解いた問題と解き方が似ている物でも、違う問題だと解き方が分からなくなってしまうことも多くあったからです。そのため、定期的に新しい問題に触れ、「この問題もあの問題と同じ解き方ができるんだ!」と理解することで、応用力が身につくのではないかと思います。
また、数的処理は試験問題のうちかなりの割合を占めるため、早く解くことが重要になります。そのため、試験中に絶対にやってはいけないことは、解けない問題にたくさんの時間を費やしてしまうことです。私がこれを防ぐためにしていたことは2点あります。まず1点目は、文章理解のところでも説明したように、自分が絶対的に苦手だと感じている分野の問題があったら、そもそも解かずにあとにまわすということです。そのため、勉強している中で苦手な分野をしっかりと把握しておき、本番や模試でその問題に時間を費やさないようにすることが大切だと思います。2点目は、解ける!と感じた問題でも解いているうちにこれは時間がかかりそうだ、と感じたり、かなり難しいけどこれは頑張れば解けるのでは…?と思い込んでしまったりした場合には、思い切ってその問題を解くのをやめることです。試験問題の中にはかなり難易度の高い問題や、解くのに時間を要する問題が必ずと言っていいほど数問あります。そしてかなり難しいけどこれは頑張れば解けるのでは…?と思う問題はたいていこのような問題で、ほとんどの場合これは時間をかけても解けません。私の場合はそうでした。そのため、負のループにハマらないためにも、このような問題は捨て問だ!こんなの誰も解けない!と考えて飛ばすのが一番良いかと思います。
また、この方法は本番や模試だけではなく、普段から過去問などを解いている時でも有効だと思います。特に数的処理は答えを見ずに頑張って解こうと思うと1問あたり30分近くかかってしまうときなどもあるのではないでしょうか。私はそのような時、分からない問題を延々と考えているよりは早めに答えを見て正しい解き方を覚えようと考え、15分以上悩んだときは、答えが出る前に解答解説を見るようにしていました。勉強時間も限られてくるこれからの時期は、いかに時間を有効に使うかということも大切です。そのため、分からない問題に勉強時間を費やすより、一つでも多くの解き方を覚えるほうが良いと思います。