東京アカデミー大阪校
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あけましておめでとうございます。
東京アカデミー大阪校でございます。
皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?
まとまっと学習時間を確保できる機会にできましたでしょうか。
第35回国家試験の弊社自己採点会にて正答率が高かった問題をご紹介する「高正答率過去問アタック!」
公衆栄養活動に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴ 個人は、対象としない。
⑵ 傷病者の治療を目的とする。
⑶ ハイリスクアプローチでは、対象を限定せずに集団全体への働きかけを行う。
⑷ ソーシャル・キャピタルを活用する。
⑸ 生態系への影響を配慮しない。
正答)4
●ポイント●
・ハイリスクアプローチとは、健康障害を引き起こす危険因子をもつ集団のうち、危険度がより高い者を対象に保健指導や医療を行い、疾病を予防するように働きかける方法。
・ポピュレーションアプローチとは、疾病の発症リスクにかかわらず、誰でも参加でき、集団全体に対して働きかけ危険因子を低下させる方法。
集団を対象とした食事調査における精度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
⑴ 対象者の過小申告を小さくするために、調査日数を増やす。
⑵ 栄養素摂取量の季節変動の影響を小さくするために、対象者の人数を増やす。
⑶ 摂取量の平均値の標準誤差は、対象者の人数の影響を受ける。
⑷ 個人内変動は、集団の摂取量の分布に影響しない。
⑸ 日間変動の大きさは、栄養素間で差がない。
正答)3
●ポイント●
標準誤差とは、標本から母集団の性質を推定した統計量(推定量)の誤差(ばらつき)を示す指標である。
推定量は、あくまでも標本から推定した統計量であり、実際の母集団の統計量との間には多少の誤差がある。この誤差を、推定量の標準偏差(データのばらつき)として示したものが標準誤差であり、標本の精度がどの程度であるかを示す。標本サイズを大きくすることで、標本の精度が上がり、標準誤差は小さくなるとともに、推定値と標準誤差から求められる95 %信頼区間の幅も狭くなる。
※上記、第35回正答率は、弊社実施の「第35回管理栄養士国家試験本試験採点会」参加者3,487名の集計データによるものです。実際の国家試験の正答率ではございません。