東京アカデミー大宮校
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皆さんこんにちは!公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの公務員担当です。
毎週木曜日は、公務員試験(大卒程度)に関する有益な情報をお届けしています。
今回は、「皇宮護衛官」についてご紹介いたします。
皇宮護衛官では、その名の通り皇居や御所の護衛や警備に従事します。
天皇皇后両陛下や皇族各殿下の御身辺の安全を確保するため、皇室・御所ご在室時や、各種式典へのご出席時などあらゆる場面において一番近くで護衛にあたっています。
馬・スキー・テニス・外国語などの幅広い素養が不可欠であり、日常の教養や研修、訓練によって高度な技術を培っています。
また、各国の元首や大使・公使の皇居参内時には、騎馬やサイドカーで護衛にあたります。
皇居、赤坂御用地、京都御所、大宮仙洞御所、桂・修学院離宮、正倉院、御用邸等を警備することが主な任務です。
天皇誕生日及び新年一般参賀、園遊会等の警備に必要な企画・立案を始め、装備資器材の配備・開発運用も行います。
また突発対応部隊として特別警備隊が置かれており、有事に備え日々さまざまな訓練を行っています。
例えば火災が発生した場合の消火活動や、火災を起こさせない予防業務など、消防官の業務に通ずる業務も行います。
皇宮警察の活動を円滑に運営するために、勤務体制・採用・人事管理・教養・予算・福利厚生など、組織の基盤を陰で支えています。
また、警務課の中には、音楽隊が組織されており、皇室行事や各種イベント等で演奏しており、皇宮警察の広報的な役割も担っています。
(引用元:皇宮警察本部ホームページ<https://www.npa.go.jp/kougu/mission/index.html>)
・基礎能力試験(40題90分)
①問題内容
同日実施となる刑務官や入国警備官と同じ問題となります。
②平均点と合格点
平均点:18.005点、合格点:16点
③出題傾向
一般常識の問題に関しては基本的には人物や学術用語などの説明の出題が中心となりますが、数年前には適語補充の問題も数問出題されていますため、知識のインプットを徹底しましょう。また文章理解において2021年度は、ここ数年出題の無かった「漢文」も1問だけ出題されました。しかし「漢文」はあまり頻出とは言えないため、対策の優先順位は低めでも良いでしょう。
・作文(1題50分)
①過去の出題
「良好な人間関係を築くために必要だと思うこと」(2021年)
「困難を乗り越えるために必要なこと」(2020年)
②傾向と対策
上記の通り、日常生活を送るうえでの心構えに関しての出題が中心であり、抽象的なものが題材となるケースが多いです。このような問題では表現力や想像力を要するため、自身が一番主張したいこと、それを裏付ける具体的なエピソードなどはしっかりと用意しておきましょう。
個別面接、身体検査、身体測定、体力測定
◎最終合格発表日
11月24日(2021年)
■競争倍率
申込者数 |
第1次試験合格者数 |
最終合格者数 |
388 |
138 |
23 |
※倍率…16.8倍
東京アカデミー関東各校では、1月より通学講座がスタートします。個別相談も随時承っておりますので、お近くの校舎までお気軽にご連絡ください。
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次回は、地方公務員(県職員)について取り上げます。