東京アカデミー広島校
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こんにちは、東京アカデミー広島校です。
公務員試験でも筆記・面接問わずに重要視される「時事対策」、しっかりと力として定着させるには、日頃からアンテナを張り興味・関心を絶やさない姿勢が求められます。
行政の仕事は、実社会に存在する様々な問題、民間として解決に取り組むには目を逸らしたくなるような問題に真正面から取り組むことです。
見聞きしたニュースについて、将来に向き合う課題として、聞いて終わらず追ってみる、そういう練習をしてみましょう。
今日は「増える獣害」についてです。
市内に住んでいるとほとんど意識することはありませんが、県北に中国山地を擁する広島県にあって、この課題を知らぬ存ぜぬでは通りません。
広島県の発表によると、昨年2021年の鳥獣害による県内の被害総額はなんと約5億1千万にも上るそうです。
こうした獣害に対して、行政から出来ることはどんなことでしょうか。
(1)「環境改善」
まずみんなで勉強し,守れる畑・集落づくりの取組を推進
(2)「侵入防止」
効果的な囲いや追払いを推進
(3)「加害個体の捕獲」
どうしても防ぎきれない場合の捕獲に農家も参加する体制の整備
県が掲げる施策の方針は上記の通りです。
特に注意が必要なのは(1)の「環境改善」です。野生動物に餌をやることで、集落に寄り付く習慣が付いて被害が広まるとのことで、その餌というのが、管理されていない果樹になった実などのことを指します。
パンくずを鳩に配るおじさん相手なら止めなさい、で済みますが、人手不足という致命的な課題で放置された果樹となると、対策もまた困難になります。
また、近年続く暖冬の影響で山に住む鹿も増えてきているといった声もあります。
課題は山積しつつも、自然が相手では対応も難しく、人手も足らず、被害額からして無視も出来ず、と非常にシビアな問題です。
県内の課題を完全に知り尽くす必要はありませんが、興味を持つ必要はあります。職員としてやってみたい仕事を探す、ということは即ち自治体内の問題について考えることと同義です。
これから行政の一員になる皆さんは、このことに関する意見を持てていますか?ここに書いてあることは問題の一側面でしかありません。興味が湧いたらまとまるまで色々調べてみましょう!
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