東京アカデミー静岡校
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2022年の教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは。
東京アカデミー静岡校の教採担当「中の人」です (^^)ノシ
今日取り扱うのは、教職教養編の第7回 大問の8です。このシリーズのブログもいよいよラス前ですね!
大問8は「新指導要領 特別活動」の分野で重視されている「キャリア教育」分野関連からの出題でした。
キャリア教育は児童生徒の社会的な自立・職業的な自立の為に必要な能力ですが、今までは小学校では「進路指導」が基本的に存在しないため、取り扱われることがなく、中学・高校では「進路指導」=進学指導や就職指導そのものであることが多かったです。
そこを新指導要領で見直して「社会的な自立・職業的な自立の為に必要な能力」を育むことにした訳です。けれど、小学校・中学校・高校と継続的に実施しなければ意味はないですし、ただ夢を見ているような内容はキャリア教育ではありません。
答申の中にある「児童(生徒が)学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動」が必要なわけです。
そこで出てきたのが「キャリア・パスポート」なわけですね。
大問8の(1)はこの「キャリア・パスポート」の定義【出典は学習指導要領解説特別活動編です】についての穴埋め問題(3か所)でした。「キャリア・パスポート」という言葉を知っていれば簡単な問題ですが、新規のカタカナ言葉(たとえばキャリア・パスポートの説明に必須な「ポートフォリオ」とか)はなかなか具体的な理解をしにくいものなので、何度も読み返しておきましょう。
大問8の(2)は、4つの選択肢の中から「キャリア・パスポート」の内容について記載されている内容と異なっているものを選ぶ問題でした。
①キャリア・パスポートは校種・学年を越えて持ち上がるものとして想定されています。
②児童生徒本人が自分で記録して書きあげ、先を見通したり振返ったり何度でもする活動です。
③教師や家族などの大人が対話的に関われるものでなければなりません。
④それらをまとめたものが「ポートフォリオ」であり、自分の変容や成長を自己評価できるものです。
覚えるのは大変ですが、これらはぜひ覚えてください。
ですから上記①~④と異なる内容は「教職員が児童生徒の~学習状況を記録し」と書かれている選択肢アとなる訳です。
少々難しめの問題だったような気がしますが、同様の問題はまだまだ出題されるはずですから、気を抜かずに取り組みましょう!
では今回はこの辺で (・ω・)ノシ